ドライ、ウェットによる分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/11 17:05 UTC 版)
「真空ポンプ」の記事における「ドライ、ウェットによる分類」の解説
高真空領域まで排気されたチャンバ内では、実は排気だけではなく真空ポンプ自体から発生する気体成分が大きな割合を占める場合がある。特に真空ポンプ内でオイルや水分などを使用する場合はそれ自体の蒸発がチャンバ内での作用に大きな影響を与える場合がある。特に微細なコントロールが求められる集積回路の製造工程である半導体プロセスでは僅かな蒸気の混入が製品の歩留まりに影響することもあるため、真空ポンプ自体が油などを使わないドライなポンプなのか、油などを使用するウェットなポンプなのかは非常に重要な問題となる。そのため、現在では油を使用しないポンプを「ドライポンプ(dry pump)」、油を使用する真空ポンプを「ウェットポンプ(wet pump)」と分類している。
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