トリック・ウィリアムズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/01 10:24 UTC 版)
トリック・ウィリアムズ Trick Williams |
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2024年
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プロフィール | |
リングネーム | トリック・ウィリアムズ |
本名 | マトリック・モンドレ・ベルトン |
身長 | 193cm |
体重 | 109kg |
誕生日 | 1994年5月26日(31歳) |
出身地 | ![]() サウスカロライナ州コロンビア |
所属 | WWE |
スポーツ歴 | アメリカンフットボール |
トレーナー | CZWアカデミー WWEパフォーマンスセンター |
デビュー | 2021年10月5日 |
マトリック・モンドレ・ベルトン(Matrick Mondre Belton, 1994年5月26日 - )は、アメリカ合衆国サウスカロライナ州コロンビア出身のプロレスラー。WWEにてトリック・ウィリアムズ(Trick Williams)のリングネームで所属。
経歴
アメリカンフットボール選手時代
ハンプトン大学で1年間、サウスカロライナ大学で2年間ワイドレシーバーとしてプレーし、通算で11レシーブ、121レシーブ獲得ヤードを記録した。
その後は高校でアシスタントコーチを務めたり、NFLのフィラデルフィア・イーグルスのトライアウトに参加するなどしていた[1]。
WWE
NXTデビューとトリック・メロ・ギャング
2021年2月24日にWWEとデベロップメント契約を結び、WWEパフォーマンスセンターでトレーニングを開始した。9月14日のNXTにて、トリック・ウィリアムズのリングネームでデビュー。カーメロ・ヘイズと共にヒールタッグチーム「トリック・メロ・ギャング」を結成し、試合前のデューク・ハドソンを襲撃した[2]。10月5日には初めて試合を行い、ヘイズと組んでフェイタル4ウェイ・エリミネーション方式のNXTタッグチーム王座戦に出場したが、敗れた。
2022年にはウェス・リーと抗争を繰り広げ、7月5日のPPV『ザ・グレート・アメリカン・バッシュ』で勝利したが、8月9日の再戦では敗れた。
2023年3月4日、ヒールターンしたブロン・ブレイカーに襲撃され、ヘイズと共にベビーターンした。8月1日、個人として結果を残すために、ヘイズにコンビ解散を持ちかけた。同月22日のPPV『ヒートウェイブ』ではイリヤ・ドラグノフに敗れた。9月26日にアクシオム、ドラゴン・リー、タイラー・ベイトとのフェイタル4ウェイマッチに勝利し、NXT北米王座への挑戦権を獲得。30日にPPV『NXTノー・マーシー』で行われた王座戦にてドミニク・ミステリオに勝利し、初戴冠した。その2日後にはNXT北米王者としてRawに初登場した。しかし、10月3日のミステリオとの王座戦ではジャッジメント・デイの面々からの妨害を受けて敗れ、史上最短で王座陥落した。16日には初めてメインイベントで試合を行ったが、チャド・ゲイブルに敗れた。その翌日にカーメロ・ヘイズ、ダイジャック、バロン・コービンのトリプルスレットマッチに急遽参戦する予定だったが、バックステージで何者かに襲撃され、欠場した。その後、31日に行われたPPV『ハロウィン・ハボック』にて、ヘイズとイリヤ・ドラグノフのNXT王座戦の試合中に突如現れる。ヘイズはウィリアムズに気を取られ、敗れた。12月9日、NXT王座の挑戦者を決めるアイアン・サバイバーチャレンジで勝利し、挑戦権を獲得した。
2024年1月2日のPPV『NXTニューイヤーズ・イビル』にてイリヤ・ドラグノフとの王座戦が行われる予定だったが、ドラグノフの負傷欠場により延期された。
シングル戦線へ
2024年2月4日のPPV『NXTベンジャンス・デー』にて、カーメロ・ヘイズと組んでダスティ・ローデス・タッグチーム・クラシック決勝でバロン・コービン、ブロン・ブレイカーと戦うも敗北。同日のメインイベントでは延期されていたイリヤ・ドラグノフとのNXT王座戦を行ったが、ここでも敗れた。この試合後にヘイズから裏切られてパイプ椅子で足を痛めつけられ、デビュー以来共闘してきたヘイズと決別することになった[3]。また、翌週の放送では2023年10月にバックステージでウィリアムズを襲撃した犯人がヘイズであることが明らかになった。3月5日のPPV『NXTロードブロック』にて、NXT王座への挑戦者を決めるヘイズとトニー・ディアンジェロとのシングルマッチが行われた。この試合途中にウィリアムズの入場曲が流れるも本人は現れず、気を取られたヘイズは敗れた。試合後に背後からヘイズを襲撃した。4月6日のPPV『NXTスタンド&デリバー』でヘイズとのシングルマッチに勝利[4]。翌週行われた金網マッチでも勝利し、ヘイズとの抗争は完全決着した[5]。23日、特別番組『スプリング・ブレイキン』でイリヤ・ドラグノフとのNXT王座戦に勝利し、王座を初戴冠した[6]。
2024年5月よりイーサン・ペイジとの抗争を開始。6月9日のPPV『NXTバトルグラウンド』にてペイジとの王座戦に勝利し、王座防衛した。7月7日のPPV『NXTヒートウェイブ』にてペイジ、ジェボン・エバンス、ショーン・スピアーズとフェイタル4ウェイマッチの王座戦を行ったが、ペイジがスピアーズをフォールし、敗れずして王座陥落した[7]。
王座陥落後はピート・ダンとの抗争を開始。8月6日のPPV『NXTザ・グレート・アメリカン・バッシュ』にて、ダンとのシングルマッチに敗れた。9月1日のPPV『NXTノー・マーシー』ではイーサン・ペイジとジョー・ヘンドリーによるNXT王座戦の特別レフェリーを務めた[8]。10日にピート・ダンとのラストマン・スタンディングマッチに勝利し、NXT王座への挑戦権を獲得[9]。10月1日、NXTがCWテレビジョンネットワークと契約してロゴやリングが刷新された最初の大会でイーサン・ペイジとの王座戦(CMパンクが特別レフェリーを担当)に勝利し、2度目のNXT王座戴冠を果たした[10]。
2025年2月、ヴェンジェンス・デイにてエディ・ソープにストラップ・マッチで敗れる。
2025年4月、スタンド&デリバーのメインイベントで3way形式のNXT王座戦に挑戦。しかしジェボン・エバンスと共にオバ・フェミに敗れ、王座獲得に失敗した。
2025年5月、バトルグラウンドでTNA世界王者のジョー・ヘンドリーに挑戦。ウィリアムが勝利し、NXTの所属ながらキャリア初のTNA世界王座を獲得した。
得意技
フィニッシュ・ホールド
- トリック・ショット
- 助走をつけてジャンプし、相手の顔面に叩き込む膝蹴り。
獲得タイトル
- TNA世界王座:1回
年 | 2023 | 2024 |
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順位 | 213 | ![]() |
脚注
- ^ Kendall, Josh (2018年5月3日). “Matrick Belton and his NFL tryout: 'Sit down, this is kind of a wild story'”. The State. 2024年3月14日閲覧。
- ^ Moore, John (2021年9月14日). “9/14 NXT TV results: Moore's review of the NXT 2.0 premiere with Tommaso Ciampa vs. Kyle O'Reilly vs. LA Knight vs. Pete Dunne for the vacant NXT Championship, Indi Hartwell and Dexter Lumis wedding, Kayden Carter and Kacy Catanzaro vs. Gigi Dolin and Jacy Jayne, B-Fab's in-ring debut”. Pro Wrestling Dot Net. 2021年10月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月14日閲覧。
- ^ “Carmelo Hayes betrays Trick Williams at WWE NXT Vengeance Day” (英語). WON/F4W - WWE news, Pro Wrestling News, WWE Results, AEW News, AEW results 2024年3月14日閲覧。
- ^ “Trick Williams challenges Carmelo Hayes for WWE NXT Stand & Deliver” (英語). WON/F4W - WWE news, Pro Wrestling News, WWE Results, AEW News, AEW results 2024年3月14日閲覧。
- ^ “NXT TV results (4/16): Moore's review of Carmelo Hayes vs. Trick Williams in a steel cage match, Ridge Holland vs. Joaquin Wilde, Sol Ruca vs. Lola Vice, Noam Dar vs. Dijak - Pro Wrestling Dot Net”. web.archive.org (2024年4月21日). 2024年12月21日閲覧。
- ^ “NXT TV results (4/16): Moore's review of Carmelo Hayes vs. Trick Williams in a steel cage match, Ridge Holland vs. Joaquin Wilde, Sol Ruca vs. Lola Vice, Noam Dar vs. Dijak - Pro Wrestling Dot Net”. web.archive.org (2024年4月21日). 2024年12月21日閲覧。
- ^ Powell, Jason (2024年7月7日). “NXT Heatwave results: Moore's live review of Trick Williams vs. Ethan Page vs. Je'Von Evans vs. Shawn Spears for the NXT Championship, Roxanne Perez vs. Lola Vice for the NXT Women's Championship” (英語). Pro Wrestling Dot Net. 2024年12月21日閲覧。
- ^ Powell, Jason (2024年9月1日). “NXT No Mercy results: Moore's live review of Ethan Page vs. Joe Hendry for the NXT Championship with Trick Williams as special referee, Roxanne Perez vs. Jaida Parker for the NXT Women's Championship” (英語). Pro Wrestling Dot Net. 2024年12月21日閲覧。
- ^ Staff, PWMania com (2024年9月11日). “WWE NXT Results – September 10, 2024 - PWMania - Wrestling News” (英語). 2024年12月21日閲覧。
- ^ Powell, Jason (2024年10月1日). “NXT TV results (10/1): Moore's review of The CW premiere featuring Ethan Page vs. Trick Williams for the NXT Championship with CM Punk as special referee, Roxanne Perez vs. Giulia for the NXT Women's Championship” (英語). Pro Wrestling Dot Net. 2024年12月21日閲覧。
- ^ “Internet Wrestling Database - Trick Williams: Pro Wrestling Illustrated Ratings”. www.profightdb.com. 2025年5月26日閲覧。
外部リンク
- Trick Williams - WWE.com
- トリック・ウィリアムズのプロフィール - Cagematch.net, Wrestlingdata.com, Internet Wrestling Database
- トリック・ウィリアムズ (@_trickwilliams) - X(旧Twitter)
- トリック・ウィリアムズ (@trickwilliams_wwe) - Instagram
- トリック・ウィリアムズのページへのリンク