プロレスリング・イラストレーテッド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/28 15:37 UTC 版)
プロレスリング・イラストレーテッド誌(Pro Wrestling Illustrated)は、1979年に創刊されたアメリカ合衆国のプロレス雑誌である。現在も刊行中の英語のプロレス雑誌の中では最も長い歴史を持つ。
PWI誌の最も人気の企画の一つが各国のプロレスラーらを団体を問わずランク付けするPWI 500(女性版はPWI Women's 250)である。年に1回の特別号においてその年に活躍したレスラーらを男子は500位まで、女子は250位までランク付けする企画であり、男子版は1991年から、女子版は2008年から開始されている。
2024年の1位は男子がWWEのコーディ・ローデス、女子がAEWのトニ・ストーム、タッグ部門の1位がビアンカ・ブレア&ジェイド・カーギル組であった。
PWI Women's 250
詳細な順位等は英語版参照のこと
この企画の女子部門が始まったのは2008年である。当初はPWI Female 50という名称で50人をランク付けする方式であったが、対象人数は徐々に拡大し2023年以降はPWI Women's 250という名称で250位までのランキングが発表されている
10位以内にランクインした初めての日本人はWWEのASUKAである。NXT女子王者を獲得した2016年に3位に選出されたほか、WWE最多連勝記録を更新しNXT女子王座を在位510日で返上した2017年は日本人初の1位にも輝いている。
この頃からトップ10を占める日本人レスラーの人数が増え始め、2017年は10人中3人(ASUKA、紫雷イオ、カイリ・セイン)、2020年には5人(3位:ASUKA、6位:志田光、8位:里歩、9位紫雷イオ、10位:岩谷麻優)となっている。
2022年にはスターダムの朱里が日本人としての史上2人目の年間1位を獲得したほか、2024年には4位にスターダムの舞華、6位にマリーゴールドなどで活躍したSareeeがランクインしている。
年間表彰
1972年以来、読者から以下の部門の投票が行われて年末に発表と表彰をしている[1]。
- 最優秀レスラー
- 最優秀タッグチーム
- 最優秀試合
- 最優秀確執
- 最も盛り上がった確執、遺恨、争いを表彰。
- 最も人気があったレスラー
- 最も嫌われたレスラー
- 最も良くなったレスラー
- 最も心を揺さぶったレスラー
- 新人賞
- スタンリー・ウェストン賞
- 生涯功績を称える表彰。プロレスリング・イラストレーテッドの創設者の名にちなむ。
- カムバック賞
- 最優秀女性賞
脚注
- ^ 当誌創刊までは「スポーツレビューレスリング」という別の雑誌が表彰を行って、その歴史を引き継いだ形となっている。
外部リンク
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