トニナ属とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > トニナ属の意味・解説 

トニナ属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/26 03:52 UTC 版)

トニナ属
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉類 monocots
階級なし : ツユクサ類 commelinids
: イネ目 Poales
: ホシクサ科 Eriocaulaceae
: トニナ属 Tonina
学名
Tonina
Aubl.
和名
トニナ属

Tonina fluviatilis

トニナ属(トニナぞく、Tonina)は中南米から知られるホシクサ科の1属であり、スターレンジただ一種のみを含むとされてきたが、現在ではパエパランツス属に含めることもある[1][2]。アクアリウムではスターレンジとして親しまれている。

分布

中南米に広く分布し、止水域、流水域とわず川岸や水中に生育する[3]

形態

茎は長く、数十センチに及び太さは1mm程度である。茎ははじめ上方に伸びた後に倒伏し広がる。 葉は1cmほどの短い披針形で落葉せず、下方にむけてカールし、密に互生する。 葉縁には細毛をもつが、葉の表面は両面とも無毛である。この毛は水中葉では目立たない。 葉腋に2^13mmの柄を持つ4-8mmほどの褐色の頭花をつける[3]

Tonina属およびLachnocaulon属では雌花の花弁は著しく短縮し、そこから長い毛が生えることが特徴的である[2]。 アクアリウムにおいてトニナ (水草)として扱われる水草はSyngonanthus属であり、本属ではない[4]

脚注

  1. ^ Paepalanthus fluviatilis (Aubl.) Christenh. & Byng, Global Fl. 4: 69 (2018).”. International Plant Names Index. The Royal Botanic Gardens, Kew. 2022年6月6日閲覧。
  2. ^ a b CAROLINE O. ANDRINO, PAULO T. SANO, PETER W. INGLIS, NANCY HENSOLD, FABIANE N. COSTA,MARCELO F. SIMON (2021). “Phylogenetics of Paepalanthus (Eriocaulaceae), a diverse Neotropical monocot lineage”. Botanical Journal of the Linnean Society 195: 34-52. 
  3. ^ a b Flora of Panama”. Tropicos.org. Missouri Botanical Garden.. 2022年6月6日閲覧。
  4. ^ Christel Kasselmann (2020). Aquarium Plants. Aquarium Plants Publisher. p. 556. ISBN 978-3-00-064912-7 



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  トニナ属のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「トニナ属」の関連用語

トニナ属のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



トニナ属のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのトニナ属 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS