トゥランバールとニーニエル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/04 05:01 UTC 版)
「トゥーリン」の記事における「トゥランバールとニーニエル」の解説
トゥーリンはニエノールとモルウェンを追ってドル=ローミンに着いたが、既に2人はドリアスに逃げ延びていた。この間、彼を慕っていたオロドレスの娘フィンドゥイラスがオークに殺されてしまう。惑わされた事を知った彼は、ブレシルの森に住むようになりトゥランバール(運命の支配者)を名乗った。 一方モルウェンとニエノールは、モルメギルがトゥーリンであること、消息が知れない事を聞くとナルゴスロンドに向かった。しかし、グラウルングの呪いにより、モルウェンは行方不明に、ニエノールは記憶喪失となって森を彷徨った。それをトゥランバールが見つけて、ニーニエル(níniel、涙乙女)と名付け、数年後結婚した。その頃、グラウルングはブレシルにオークを送り込んだ。トゥランバールはグラウルングと戦って倒したが、気を失った。夫を追ってきた身重のニーニエルに対し、死に際のグラウルングは彼が兄である事を教えた。記憶を取り戻したニエノールは川に身を投げ、トゥーリンはグラウルングの呪いが成就した事を知り、グアサングの上にその身を投じて果てた。
※この「トゥランバールとニーニエル」の解説は、「トゥーリン」の解説の一部です。
「トゥランバールとニーニエル」を含む「トゥーリン」の記事については、「トゥーリン」の概要を参照ください。
- トゥランバールとニーニエルのページへのリンク