デネソールの乱心
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/03 09:04 UTC 版)
「ペレンノール野の合戦」の記事における「デネソールの乱心」の解説
ミナス・ティリスには代々パランティーアが伝えられていたが、ミナス・イシルがナズグールに占拠されてからは、代々の王、執政は使用を控えていた。しかし、デネソールは困難な治世に立ち向かうべく度々パランティーアを使用していた。ミナス・ティリスが包囲される直前、息子ファラミアが投げ矢と黒の息によって重態に陥ったことに動揺し、パランティーアを覗き、アンドゥインをウンバールの海賊船がさかのぼっていることを知った。デネソールは絶望し、ミナス・ティリスの守備の指揮を放棄してファラミアの看護にあたったが、ファラミアの容体にも望みを失い、自らと息子を生きたまま火葬に付すべく、侍僕を呼ぶようにペレグリンに命じ、同時にペレグリンの奉公を解いた。ペレグリンは侍僕を呼んだあと、近衛兵のベレゴンドに会い、持ち場を離れてファラミアを救うため力を尽くすよう依頼した。ペレグリンはさらにアングマールの魔王との対峙のおわったガンダルフに事情を話し、二人で執政家の廟へ駆けつけた。 廟の入り口ではベレゴンドが、侍僕が廟に入ることを防いでいた。ガンダルフとペレグリンは廟に入り、ファラミアを救い出したがデネソールはパランティーアとともに火の中に入り、死亡した。
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