六甲ランドAOIAとは? わかりやすく解説

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六甲ランドAOIA

(デカパトス から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/09 04:48 UTC 版)

六甲ランドAOIA(ろっこうランドアオイア)は、かつて兵庫県神戸市東灘区六甲アイランドにあったレジャー施設である。セゾングループの六甲環境計画(現在は解散。西洋環境開発の子会社)が経営していた。

概要

1991年7月1日ウォータースライダースーパーフーパー」を備えたプールゾーン「スプラッシュガーデン」がオープンした。ウォータースライダーは50本(世界最大)、周りを流れるプールは全長740m(日本最長)という大規模施設だった。

その後1992年に屋内遊園地ゾーン「ダイナヴォックス」が、1993年に屋外遊園地ゾーン「ダイナバーン」が相次いで開設されたほか、運河「キャナル&オーシャンロック」やヨットハーバーも備え、運河では遊覧船「キャナルクルーズ」も運航していた。

当初は園内にリゾートホテル「ゲートハウス」を設置する構想もあったが、結果的には実現しなかった。

神戸新交通六甲アイランド線(六甲ライナー)のマリンパーク駅から至近距離に位置しており、交通の便は良かった。

テレビCMではダチョウ倶楽部がCMキャラクターであった。また映画『大失恋。』のロケ地としても使用された。

5,000円という高額の入場料ながらも、年間およそ200万人の人出で賑わう関西を代表する人気プールおよび遊園地だったが、1995年1月17日阪神・淡路大震災で壊滅的被害を受け、復興には莫大な費用を要することが判明したため営業再開を断念、被害を受けたそのままの姿で放置されたまま閉鎖され、運営会社の六甲環境計画とその親会社の西洋環境開発も廃業した。

閉鎖後、イルミネーション機能を搭載した観覧車「ワンダーホイール」やメリーゴーランド、ジェットコースターなど「ダイナバーン」の一部のアトラクションは、同じ神戸市の「モザイクガーデン」に移設され、同施設が2013年に『神戸アンパンマンこどもミュージアム&モール』となった後も、観覧車のみリニューアルの上で「モザイク大観覧車」として現存している。

その後跡地は解体・整地され、運河も埋め立てられた。

2002年、跡地の西半分南側に神戸国際大学垂水区から移転し、2012年には北側に高羽六甲アイランド小学校が開校した。

立体駐車場はそのまま放置されていたが、その後2005年に北側にオープンしたレジャープール『デカパトス』(神戸市が建設し、運営をヤマハ発動機に委託)の駐車場としても利用されていた。その後再び閉鎖され、デカパトスの駐車場は裏側の空き地を整地して使用している。

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