テルトゥリアヌス「不合理なるがゆえに我信ず」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/12 21:29 UTC 版)
「信仰主義」の記事における「テルトゥリアヌス「不合理なるがゆえに我信ず」」の解説
Credo quia absurdum (英:I believe because it is absurd 日:不合理なるがゆえに我信ず)という言葉は、しばしばテルトゥリアヌスのものであるとされる。しかしこれは、テルトゥリアヌスのDe Carne Christi (英:On the Flesh of Christ)という書からの誤った引用であると考えられる。テルトゥリアヌスが実際に記したことは、「......神の子は死んだ。それは信じるほかない、なぜなら、それは不合理であるからだ。」 しかしながらこれは、信仰主義の立場から述べられたものではない。テルトゥリアヌスは知的傲慢や哲学の悪用を批判していたが、同時に、信仰を守るためには理性が有用であると信じていたためである。
※この「テルトゥリアヌス「不合理なるがゆえに我信ず」」の解説は、「信仰主義」の解説の一部です。
「テルトゥリアヌス「不合理なるがゆえに我信ず」」を含む「信仰主義」の記事については、「信仰主義」の概要を参照ください。
- テルトゥリアヌス「不合理なるがゆえに我信ず」のページへのリンク