ツチスギタケ
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ツチスギタケ | |||||||||||||||||||||||||||
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Pholiota terrestris Overh. (1924)[1] | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
ツチスギタケ(土杉茸) | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
Ground Pholiota |
ツチスギタケ(土杉茸[2]、学名: Pholiota terrestris)は、モエギタケ科スギタケ属に属する小型のキノコ(菌類)である。地方名で、ウロコ(秋田県)、スナタケともよばれている[2]。
概要
夏から秋にかけて、道端、川の近くの草原などの地上に群生する[2]。子実体は傘と柄からなる。傘ははじめ円錐状の半球形で、のちに平らに開き中央部がやや盛り上がる[2]。傘表面は麦藁色で、ぬめりはなく、全体が茶褐色の繊維状鱗片に覆われている[2]。肉は淡黄色[2]。傘裏側のヒダは、はじめ帯緑黄色で、のちに褐色になる[2]。柄も傘と同様の鱗片に覆われていて、不明瞭な綿毛状膜質のツバがつく[2]。
食毒
古くから食用として知られているが、人により嘔吐や下痢などの胃腸系の中毒を引き起こすことがある[2]ので多くの文献にて弱毒・食注意と記載されている。毒性分は不明[2]。
過去に数件の食中毒例が報告されているが、いずれも症状は軽い。毒性分は水溶性と思われるので、調理の際はしっかり茹でこぼすことが必要である。匂いや風味に特徴的なものはないが、歯切れがよく汁物や麺類の具などに向いている[要出典]。
やや外観の似たキノコには、スギタケ(毒)やスギタケモドキ(毒)ヌメリスギタケモドキ(食)、ヌメリスギタケ(食)などがある。
脚注
- ^ “Pholiota terrestris”. MYCOBANK Database. 国際菌学協会 (IMA) とウェスターダイク菌類生物多様性研究所. 2025年3月8日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j 長沢栄史監修 2009, p. 141.
参考文献
- 長沢栄史 監修、Gakken 編『日本の毒きのこ』学習研究社〈増補改訂フィールドベスト図鑑 13〉、2009年9月28日。ISBN 978-4-05-404263-6。
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