チャップリンの総理大臣とは? わかりやすく解説

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チャップリンの総理大臣

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/11 05:30 UTC 版)

チャップリンの総理大臣
Caught in a Cabaret
フランス語版ポスター
監督 メーベル・ノーマンド
脚本 メーベル・ノーマンド
チャールズ・チャップリン
製作 マック・セネット
出演者 メーベル・ノーマンド
チャールズ・チャップリン
ハリー・マッコイ
チェスター・コンクリン
エドガー・ケネディ
ミンタ・ダーフィ
フィリス・アレン
撮影 フランク・D・ウィリアムズ
配給 キーストン・フィルム・カンパニー
公開 1914年4月27日
上映時間 16分
製作国 アメリカ合衆国
言語 サイレント映画
英語字幕
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Caught in a Cabaret

チャップリンの総理大臣』(Caught in a Cabaret) は、1914年公開の短編サイレント映画キーストン社による製作で、監督はメーベル・ノーマンド。1971年に映画研究家ウノ・アスプランドが制定したチャールズ・チャップリンフィルモグラフィーの整理システムに基づけば、チャップリンの映画出演12作目にあたる[1][注釈 1]。別邦題は「キャバレー御難の巻[2]

チャップリン映画の定番の一つである「替え玉 or なりすましもの」に属し、この系譜は以降『チャップリンの駈落』や『チャップリンの伯爵』などに引き継がれる[3]。上流階級を皮肉るという点においても『チャップリンのスケート』や『のらくら』、『街の灯』の先駆を成している[4]

あらすじ

スラム街のキャバレーウェイターとして働くチャーリーは、恋人とのデート中に暴漢に襲われていたメーベルを救出する。グリーンランド総理大臣の名刺を見せて身分詐称したチャーリーは、メーベルに気に入られパーティーに招待される。一方、暴漢から逃げてメーベルにふられた恋人はチャーリーの後をつけ、チャーリーがウェイターであることを知る。いったんキャバレーに戻って正装したチャーリーはパーティーに出かけ大いに歓待されるが、キャバレーに戻る刻限が近づいて途中で辞去。メーベルの恋人は、パーティーの参会者たちを誘ってキャバレーにやってくる。紳士淑女らの来訪に店員たちは喜んでもてなすが、メーベルは喧噪ぶりに唖然。メーベルと鉢合わせしたチャーリーは何とか取り繕おうとするが、やがて正体がばれて逆上、店中を巻き込んで乱闘した末になおもメーベルに言い寄るが、突き飛ばされてひっくり返る。

背景

この作品では、当時のチャップリンの愛犬であるダックスフントが登場し、チャーリーをキャバレーの外に連れ出す役目を果たしている[4]。もっともチャップリンは後年、『チャップリンの拳闘』や『犬の生活』で犬を巧みに使う作品を製作するが、ダックスフントはストーリーを広げる役割を果たしているものの、それらの作品ほど関係が深いわけではない[4]

キャスト

出典:[5][6]

etc

脚注

注釈

  1. ^ 1914年製作、2010年発見の『泥棒を捕まえる人』を除く

出典

  1. ^ #大野 (2007) p.253
  2. ^ 喜劇王シリーズ1 チャーリー・チャップリン 字幕版 [VHS 「チャップリンの駆落 THE JITNEY ELOPEMENT(1915)」 「チャップリンの公園の巻 IN THE PARK(1915)」 「キャバレー御難の巻 CAUGHT IN CABARET(1914)」 「チャップリンのスケート THE RINK(1916)」 全4話収録 VHS]”. Amazon.com. 2024年11月11日閲覧。
  3. ^ #大野 (2007) p.72
  4. ^ a b c #Ted Okuda p.38
  5. ^ Caught in a Cabaret (1914) - IMDb, http://www.imdb.com/title/tt0003758/fullcredits 2023年11月22日閲覧。 
  6. ^ Hank Mann : Classic Movie Hub (CMH), https://www.classicmoviehub.com/bio/hank-mann/ 2023年11月22日閲覧。 

参考文献

外部リンク




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