ダランベールの微分方程式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/08 02:13 UTC 版)
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ダランベールの微分方程式(ダランベールのびぶんほうていしき、英語: d'Alembert's equation)とは、
… (1)
の形をしている一階常微分方程式である。 ここで、f、g はそれぞれ、微分可能実関数で、かつ f(p) ≠ p だとする。 f が恒等写像の場合、(1) はクレローの微分方程式となる。
この方程式は、ラグランジュの微分方程式(英語: Lagrange's equation)とも呼ばれる。
解法
とおくと、(1) は、
… (2)
となる。 (2) の両辺を x で微分すると、
である。 p を独立変数、x を p の関数とみなすと、f(p) ≠ p だから、
… (3)
となる。 (3) は一階線型常微分方程式だから、定数変化法により一般解が
… (4)
と求まる。 ここに、C は、積分定数である。
(1) の一般解は、p を助変数として、(2) と (4) により得られる。
なお、α = f(α) を満たす実数 α が存在する場合、y = x f(α) + g(α) が (1) の特異解を与えることがある。
ダランベールの微分方程式と同じ種類の言葉
方程式に関連する言葉 | 波動方程式(はどうほうていしき) 平衡方程式(へいこうほうていしき) ダランベールの微分方程式 微分方程式(びぶんほうていしき) 拡散方程式(かくさんほうていしき) |
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