ダハ・ブラハ

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ダハ・ブラハ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/09/07 21:39 UTC 版)

2009年

ダハ・ブラハ (ДахаБраха) は、何種類ものスタイルの民俗音楽を組み合わせた、ウクライナ出身の4人組民俗音楽楽団^[1][2]。 2009年度セルゲイ・クリョーキン賞（英語版）受賞。シェフチェンコ・ウクライナ国家賞2020年授賞者（ウクライナ語版）。

概要

もともとダハ・ブラハは、前衛劇場DAKh現代美術センター（英語版）のプロジェクトとして、芸術監督であるウラディスラフ・トロイツキー（英語版）率いる劇場付属の女性演奏楽団として生まれた^[3]。以来、トロイツキーはバンドのプロデューサーを続けている。ダハ・ブラハのメンバーのニーニャ・ハレネツカは、毎年行われる「ゴーゴリフェスト（英語版）」という音楽イベント等で、全員女性によるダーク・キャバレー（英語版）がコンセプトの「ダハ娘（英語版）」という当劇場の他のプロジェクトにも参加している。

バンド名の由来

グループの名前は、ウクライナの動詞 Давати / give と Брати / take、と、劇場の名前 Dakh (ウクライナ語で、文字通り「屋根」の意味) にちなんで付けられている。

メンバー

• マルコ・ハラネーヴィチ（ウクライナ語版） - ヴォーカル、ゴブレットドラム、タブラ、ディジュリドゥ、ハーモニカ、アコーディオン、cajón

マルコ・ハラネーヴィチ

• オレナ・ツィブルスカ（ウクライナ語版） - ヴォーカル、パーカッション

オレナ・ツィブルスカ

• イリナ・コヴァレンコ（ウクライナ語版） - ヴォーカル、ジャンベ、フルート、buhay、ピアノ、ウクレレ

イリナ・コヴァレンコ

• ニーニャ・ハレネツカ（ウクライナ語版） - ヴォーカル、チェロ

ニーニャ・ハレネツカ

マルコ以外の3人はキエフ文化芸術大学を卒業している。

音楽祭

ドイツのミュージックフェスティバル「ハルダーン・ポップ（英語版）2013」での演奏

結成以来グラストンベリー・フェスティバルやロスキレ・フェスティバル等の数々の音楽祭に参加してきたが、中でも2014年6月にテネシー州マンチェスターでの「ボナルー・フェスティバル」の国際部門に招待を受けての演奏を『ローリング・ストーン誌』は「当フェスティバルでの最高の掘り出し物」と評した^[4]。

ディスコグラフィー

• На добраніч（ウクライナ語版）(2005年)
• Ягудки（ウクライナ語版） (2007年)
• На межі（ウクライナ語版） (2009年)
• Light（ウクライナ語版）(2010年)
• Хмелеваプロジェクト (2012年）
• Шлях（ウクライナ語版）（2016）
• Alambari（ウクライナ語版） （2020）

関連項目

ウィキメディア・コモンズには、ダハ・ブラハに関連するカテゴリがあります。

• 大地 (1930年の映画)（2012年リマスター版の音楽を担当）
• マフカ 森の歌（2023年ウクライナ公開アニメの音楽と出演）
• ウクライナの音楽（英語版）
• ウクライナの民族音楽（英語版）
• ワールド・ミュージック

脚注

1. ^ Tsioulcas, Anastasia (2014年1月16日). “DakhaBrakha: globalFEST 2014”. npr.org. 2014年6月20日閲覧。
2. ^ Pareles, Jon (2014年6月17日). “Put Language Aside, Then Let the Music Take Time to Speak”. The New York Times. 2014年6月20日閲覧。
3. ^ “"Сны потерянных дорог" - на фестивале "NET"” ["Dreams of the Lost Road" - The "NET" Festival] (Russian). tvkultura.ru (2009年11月23日). 2014年6月20日閲覧。^{[リンク切れ]}
4. ^ “Best Breakout: Dakhabrakha Photo - 45 Best Things We Saw at Bonnaroo 2014”. rollingstone.com (2016年6月16日). 2015年7月5日閲覧。

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