タペットクリアランス
バルブや、シリンダーヘッドの熱膨張によるバルブの突き上げを避けるために設けた、カムのベースサークルとタペットの間の微小な間隙。例えば、直動式の場合は、この間隙を所定の寸法(吸気0.25mm、排気0.30mm)になるようにシムやタペットの厚さで調節する。一方、ロッカーアーム式の場合は、ロッカー端部の調整ねじで調節する。温度による膨張が大きい排気バルブのクリアランスを、吸気側より若干大きく設定する。また、自動的に調整を行うラッシュアジャスターがある場合はこの間隙が不要である。
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