タウソン石とは? わかりやすく解説

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タウソン石(Tausonite)

タウソン石
Tausonitivaya gorka,Murun massif,near Olekminsk,Yakutia,Russia
SrTiO3 画像の幅約4mm

光沢の強い濃い赤褐色をした立方体結晶がタウソン石です。
ストロンチウム(Sr)とチタン(Ti)の珍しい鉱物です。

タウソン石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/22 23:17 UTC 版)

タウソン石
分類 酸化鉱物
シュツルンツ分類 4.CC.35
化学式 SrTiO3
結晶系 立方晶系
対称 Pm3m
単位格子 a = 3.9 A; Z = 1
晶癖 立方晶、八面体晶、顆粒状、塊状
へき開 なし
断口 貝殻状断口
粘靱性 脆い
モース硬度 6-6.5
光沢 ダイヤモンド様
赤色、赤茶色、橙色、暗灰色
透明度 半透明から不透明
比重 4.88
光学性 等方性
屈折率 n = 2.40
文献 [1][2][3]
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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タウソン石(Tausonite)は、チタン酸ストロンチウム(SrTiO3)からなる希少な鉱物である。赤色から橙茶色の立方晶となる。灰チタン石グループの1つである。

1982年にロシアの東シベリア地域アルダン楯状地にあるオリオクマ・チャラ高原ムルン山タウソナイトヒルの貫入閃長岩の中で発見され[1]、ロシア人の地球科学者レフ・ウラディミロヴィチ・タウソン(1917年-1989年)に因んで命名された[3]。また、パラグアイコンセプシオン県サランビのフェナイト岩脈カーボナタイトを共生鉱物として[2]、また日本の小滝川沿いの高圧変成岩中でも[1]報告されている。

出典




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