スーパーSWIVとは? わかりやすく解説

スーパーSWIV

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/05 04:36 UTC 版)

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スーパーSWIV
ジャンル 縦スクロールシューティング
対応機種 スーパーファミコン (SFC)
開発元 Sales Curve Interactive
発売元 ココナッツジャパン
サンソフト
Time Warner Interactive
デザイナー ネド・ラングマン
プログラマー ロナルド・ピケット・ウィーサリック
音楽 デヴィッド・ウィテカー英語版
シリーズ SWIVシリーズ
人数 1 - 2人(同時プレイ)
メディア 8メガビットロムカセット[1]
発売日 199211131992年11月13日
1992111992年11月
1993081993年8月
その他 型式: SHVC-SQ
SNS-FW-USA
SNSP-WV-UKV
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スーパーSWIV』(スーパーエスダブリューアイブイ)は、1992年11月13日に日本でココナッツジャパンエンターテイメントから発売されたスーパーファミコン縦スクロールシューティングゲーム。北米では『Firepower 2000』というタイトルでサンソフトから発売され、欧州ではTime Warner Interactiveから発売された。

パソコン用ソフト『SWIV』(1991年)の続編。自機のジープおよびヘリコプターを操作し、世界各国から収奪した兵器を使用して、地下帝国を倒して世界征服を阻止する事を目的としている。『SWIV』は『Special Weapons Interdiction Vehicle(=特殊兵器破壊車両)』の略。

開発はイギリスSales Curve Interactiveが行い、ゲーム・デザインは『SWIV』を手掛けたネド・ラングマン、プログラムは『SWIV』を手掛けたロナルド・ピケット・ウィーサリック、音楽はパソコン用ソフト『Rampage』(1987年)を手掛けたデヴィッド・ウィテカー英語版が担当している。

欧州では1994年に『Mega SWIV』のタイトルでメガドライブに移植された。

ゲーム内容

システム

パソコンなどでリリースされていた『SWIVシリーズ』のスーパーファミコン版。縦方向への強制スクロール。8方向移動、通常弾、弾数制限のある特殊弾と典型的なシューティングゲームである。プレイヤーは特性の違うジープ型、ヘリコプター型の2種類から自機を選ぶ。世界各国から入手した兵器で覇権を狙う地下帝国にSWIVを駆り戦いを挑む。全6ステージ。

自機の特性

ジープ型
8方向に通常弾を撃てるが、地形(建造物や河川など)の影響を受ける。小さな障害物ならばジャンプで飛び越えることができる。また戦闘機など空中の敵とは接触しない。
ヘリコプター型
地形の影響を受けないが、上方向にしか通常弾を撃てない。地上の敵とは衝突しない。

2人同時プレイ時にはバギー2台、ヘリ2機といったような編成はできない。

アイテム

黄色いコンテナを破壊すると出現するもの

通常弾(任意のボタンで切換可)

  • バレット 初期装備。
  • フレイム 火炎を放射する。威力は高いが射程が短い。
  • プラズマ 発射方向に扇状に広がる。威力は低め。
  • レーザー 敵を貫通する。威力は高め。
  • イオニック 敵に当たると跳ね返って方向にも攻撃できる。

特殊弾

  • Xミサイル
  • ホーミングミサイル
  • サークル
バリア設備を破壊すると出現するもの
  • バリア 敵の攻撃を防ぐ。バリア装備時に取ると画面上の敵を一掃する。
特定の敵を倒すと出現するもの
  • 星(☆) 得点ボーナス。ステージクリア時に獲得数に応じて得点が入る。

その他

  • 最初のエクステンドは100,000点。コンテニュー無し。
  • ジープ型が画面の端と地形に挟まれてもミスにはならない。無敵状態で他地点に飛ばされる。

ステージ構成

LEVEL 1
荒野~廃墟
ボスは巨大砲台。
LEVEL 2
森林地帯~クレーター地帯
敵大型戦車群を抜け、激戦の後と見られるクレーター地帯へ。
ボスは巨大砲台。
LEVEL 3
涸れた川~ダム
画面両端にはジープは登れないのでそれに対応した操作が必要。
ダムに差し掛かるとジープは戦闘ボートに乗り換える。
ボスは固定に設置された戦闘ユニット。
LEVEL 4
空港~空中~巨大ヘリ
途中、ジープ、ヘリともにジェット戦闘機への乗換えがある。ジェットの特性はヘリと同じため、ジープ型のプレイヤーは基本戦術の変更が必要となる。
後半はいわゆる巨大戦艦ステージ。
ボスは巨大ヘリの機種部分が分離した戦闘機。
LEVEL 5
火山
アイテム『イオニック』が初登場。
ボスは大型砲台。
LEVEL 6
要塞
非常に入り組んだ地形になっており、特にジープでの攻略は難しい。場所によっては自機が通るのがやっとという隘路もある。
ボスは要塞のセントラル・コア。

移植版

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 備考
1 Mega SWIV 1994111994年11月
メガドライブ Sales Curve Interactive Time Warner Interactive ロムカセット T-48366-50

スタッフ

スーパーファミコン版
  • ゲーム・アーティスト:ネド・ラングマン
  • プログラマー:ロナルド・ピケット・ウィーサリック
  • プレセンテーション・アーティスト:ロバート・ウィテカー
  • 音楽、効果音:デヴィッド・ウィテカー英語版
  • メガドライブ版
  • プログラマー:ケン・マーフィット、チャーリー・ロブソン
  • アーティスト:ネド・ラングマン、ロバート・ウィテカー
  • プロデューサー:シーン・ケリー
  • サンクス:ゲーム・テスター、マシュー・サンサム、クリス・リップスコーン、ケヴィン・フィルソン、マイケル・ウォルストン、ロバート・ルータス

評価

評価
レビュー結果
媒体 結果
エレクトロニック・ゲーミング・マンスリー 30/40点 (SFC)[2]
GameFan 84.25% (SFC)[2]
Official Nintendo Magazine 89% (SFC)[2]
ファミリーコンピュータMagazine 19.50/30点[1]
(総合227位)
Mean Machines 66% (MD)[3]

ゲーム誌『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、19.50点(満30点)となっている[1]。この得点はスーパーファミコン全ソフトの中で227位(323本中、1993年時点)となっている[1]

項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 3.38 3.38 3.38 3.38 2.75 3.25 19.50

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d 「8月情報号特別付録 スーパーファミコンオールカタログ'93」『SUPER FAMICOM Magazine』、徳間書店、1993年8月1日、 51頁。
  2. ^ a b c Firepower 2000 for SNES (1992)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年10月29日閲覧。
  3. ^ Firepower 2000 for Genesis (1994)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年10月29日閲覧。

外部リンク





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