スピン偏極共鳴トンネル効果
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/07 08:14 UTC 版)
「トンネル効果」の記事における「スピン偏極共鳴トンネル効果」の解説
スピン偏極共鳴トンネル効果はトンネル効果の一種である。2002年に産業技術総合研究所エレクトロニクス研究部門と科学技術振興事業団の研究チームによる単結晶ナノ構造電極を持つ新型TMR素子の開発過程において、室温でTMR素子の電極内部に量子井戸準位を生成すると磁気抵抗が巨大な振動を起こす現象、すなわちスピン偏極共鳴トンネル効果が発見された。室温で作動するスピントランジスタの実現が期待される。
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