スティルクライミング_(シンデレラのアルバム)とは? わかりやすく解説

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スティル・クライミング (シンデレラのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/24 13:26 UTC 版)

スティル・クライミング
シンデレラスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル グラム・メタルハードロックブルースロック
時間
レーベル マーキュリー・レコード
プロデュース デュアン・バロン、ジョン・パーデル、トム・キーファー(#11を除く全曲)
ゲイリー・ライオンズ、トム・キーファー(#11)
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 29位(スイス[1]
  • 88位(イギリス[2]
  • 178位(アメリカ[3]
  • シンデレラ アルバム 年表
    ハートブレイク・ステーション
    (1990年)
    スティル・クライミング
    (1994年)
    ウォー・ストーリーズ〜ベスト・オブ・シンデレラ
    (1997年)
    テンプレートを表示

    スティル・クライミング』(Still Climbing)は、アメリカ合衆国ヘヴィメタルバンドシンデレラ1994年に発表した4作目のスタジオ・アルバム。約4年ぶりの新作に当たる[4]

    背景

    1991年、フレッド・コウリーはシンデレラを脱退してスティーヴン・パーシーと共にアーケイドを結成[5]。本作のレコーディングではケニー・アロノフ英語版がドラムスを担当したが、「ホット&ボザード」のみコウリー在籍時の録音で[6]、この曲は本作に先がけて、1992年公開の映画『ウェインズ・ワールド』のサウンドトラックで使用された[7]。なお、コウリーは1996年よりシンデレラに復帰している[5]

    反響・評価

    本作はセールス的に成功を収められず、バンドは結果的にマーキュリー・レコードとの契約を解除された[7]。母国アメリカでは1994年11月26日付のBillboard 200で初登場178位となるが、翌週にはトップ200圏外に落ち、シンデレラのスタジオ・アルバムとしては唯一、全米トップ20入りを逃す結果となった[3]。イギリスでは前2作がトップ40入りしていたが、本作は1994年11月19日付の全英アルバムチャートで88位を記録するにとどまり、翌週にはトップ100圏外に落ちた[2]。また、前2作がトップ10入りしていたスイスでも、3週トップ40入りし、最高29位を記録するにとどまった[1]

    Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中3.5点を付け「『ハートブレイク・ステーション』よりも楽曲に一貫性があり、サウンドもより力強い」と評している[8]。また、『CDジャーナル』のミニ・レビューでは「埃っぽくもコクのあるブルージーなハードR&Rはごつごつした岩そのものの重量感を思わせる。不器用だが正直な点が彼ららしい」と評されている[4]

    収録曲

    特記なき楽曲はトム・キーファー作。

    1. バッド・アティチュード・シャッフル - "Bad Attitude Shuffle" - 5:31
    2. オール・カムズ・ダウン - "All Comes Down" - 5:04
    3. トーク・イズ・チープ - "Talk Is Cheap" - 3:59
    4. ハード・トゥ・ファインド・ザ・ワーズ - "Hard to Find the Words" - 5:45
    5. ブラッド・フロム・ア・ストーン - "Blood from a Stone" - 4:51
    6. スティル・クライミング - "Still Climbing" - 5:22
    7. フリーウィーリン - "Freewheelin" - 3:07
    8. スルー・ザ・レイン - "Through the Rain" - 5:06
    9. イージー・カム・イージー・ゴー - "Easy Come Easy Go" - 4:34
    10. ザ・ローズ・スティル・ロング - "The Road's Still Long" (Tom Keifer, Andy Johns) - 6:08
    11. ホット&ボザード - "Hot & Bothered" (T. Keifer, Eric Brittingham) - 3:57

    参加ミュージシャン

    アディショナル・ミュージシャン

    • ケニー・アロノフ英語版 - ドラムス(#11を除く全曲)
    • フレッド・コウリー - ドラムス(on #11)
    • ジョン・パーデル - ピアノハモンドオルガンパーカッション、バッキング・ボーカル
    • ゲイリー・コルベット - キーボード(on #11)
    • ジェイ・デヴィッドソン - サクソフォーン(on #2, #9)
    • スティーヴ・ジャンコウスキー - トランペットトロンボーン(on #2)
    • ロザーナ・マクナマラ - フィドル(on #3)
    • アネット・ハードマン、シャーリーン・ホロウェイ - バッキング・ボーカル(on #4, #5, #6)
    • ルアナ・ノーマン - バッキング・ボーカル(on #10)
    • イヴェット・ベントン、カーラ・ベンソン - バッキング・ボーカル(on #11)

    脚注

    1. ^ a b Cinderella - Still Climbing - hitparade.ch
    2. ^ a b CINDERELLA | full Official Chart History | Official Charts Company - 「ALBUMS」をクリックすれば表示される。
    3. ^ a b Cinderella - Chart History - Billboard 200”. Billboard. 2022年8月14日閲覧。
    4. ^ a b シンデレラ/スティル・クライミング (廃盤)”. CDJournal. 音楽出版社. 2022年8月14日閲覧。
    5. ^ a b Daly, Andrew (2021年1月18日). “An Interview with Fred Coury of Cinderella”. VWMUSIC. 2022年8月14日閲覧。
    6. ^ CD英文ブックレット内クレジット
    7. ^ a b Ruhlmann, William. “Cinderella Biography, Songs & Albums”. AllMusic. 2022年8月14日閲覧。
    8. ^ Erlewine, Stephen Thomas. “Cinderella - Still Climbing Album Reviews, Songs & More”. AllMusic. 2022年8月14日閲覧。



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