スター・オブ・カレッジ (カナダ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/12/22 06:05 UTC 版)
スター・オブ・カレッジ | |
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スター・オブ・カレッジ
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![]() カナダ国王による賞 |
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種別 | メダル |
受章資格 | すべてのカナダ国民および外国人 |
受章条件 | 非常に危険な状況で際立って勇気ある行動を示した者 |
条件 | 現行 |
受章表示略号 | SC (英語) ÉC (フランス語) |
歴史・統計 | |
創設 | 1972年5月1日 |
初授与 | 1972年7月20日 |
総授与数 | 420 |
死後追贈者 | 76 |
序列 | |
上位 | スター・オブ・ミリタリー・ヴァロー |
下位 | メリトリアス・サービス・クロス |
![]() スター・オブ・カレッジの略綬 |
スター・オブ・カレッジ (英語: Star of Courage、フランス語: Étoile du Courage) はカナダの栄典制度において勇敢な行為を讃える章としては2番目に高位の勲章[1]で、カナダ国王の名の下に総督から授与される3つの勲章のうちの1つである。 1972年に制定され、生存・死去を問わず「非常に危険な状況において際立って勇気ある行動を示した者」に授与される[2]。 また、受章者には英語圏ではS.C.、フランス語圏ではÉ.C.のポスト・ノミナル・レターズを使用することが許される[2]。
デザイン
スター・オブ・カレッジは38ミリメートル(1.5インチ)幅の銀製のコンパス・スター(十字の羅針図)で、4つの角にメイプルリーフが付いている。中央には金色の月桂冠の輪に囲まれたメイプルリーフがあしらわれている。裏面の上腕には聖エドワード王冠を戴いたカナダ国王のロイヤル・サイファーが浮き彫りにされ[3]、その下に COURAGE の文字が置かれる。受章者の名前や階級等はその下に彫り込まれる[2]。 スター・オブ・カレッジは38ミリメートル(1.5インチ)幅の赤地に縦2本の青いラインが入った綬をもって左胸に佩用する。男性は胸に吊り下げ、女性はリボン・ボウにピン留めする[2]。 過去にスター・オブ・カレッジを受章した者が再度受章した場合にはメイプルリーフをあしらった金のメダルバーが授与され、最初に授与されたメダルの綬に取り付けて佩用する。また、略綬にも小さな金のメイプルリーフが追加される[2]。
受章資格および授与
1972年5月1日にピエール・トルドー内閣の助言に基づいてエリザベス2世女王により勇敢な行為を讃える勲章として制定された。カナダ人か否か、または生死にかかわらず、すべての人に受章資格がある。 「勇敢な行為」はカナダ国内でなくてもよく、カナダ人が為したものでなくてもよいが、カナダ人が関係していることが求められる。推薦は「勇敢な行為」が為された時か、被推薦者に関連する裁判などの法的な手続きが完了した時のいずれか遅い方から2年以内に行わなければならない[1]。 2009年8月の時点で、スター・オブ・カレッジは417人に授与されているが、再受章した者は出ていない[4]。
関連項目
脚注
- ^ a b Office of the Governor General of Canada. “Honours > Decorations > Decorations for Bravery”. Queen's Printer for Canada. 2009年8月26日閲覧。
- ^ a b c d e Veterans Affairs Canada. “Canada Remembers > Records & Collections > Canadian Orders, Medals and Decorations > Canadian Military Medals and Decorations > Modern Honours of Canada > Star of Courage”. Queen's Printer for Canada. 2009年8月26日閲覧。
- ^ Royal Canadian Mounted Police. “Honours and Recognition Programs > Canadian National Honours”. Queen's Printer for Canada. 2009年5月20日閲覧。
- ^ Office of the Governor General of Canada. “Honours > Decorations > Decorations for Bravery > Search: Decorations for Bravery Recipients List > Level of Award: Star of Courage”. Queen's Printer for Canada. 2009年8月26日閲覧。
外部リンク
- Lochnan, Carl. “The Canadian Encyclopedia > Medals, Emblems & Heraldry > Decorations for Bravery”. In Marsh, James H.. The Canadian Encyclopedia. Toronto: Historica Foundation of Canada 2009年8月26日閲覧。.
- Robertson, Megan C.. “C > Canada > Orders, Decorations and Medals of Canada > Star of Courage”. 2015年12月19日閲覧。
「スター・オブ・カレッジ (カナダ)」の例文・使い方・用例・文例
- しかし,フリーでは2度転倒して2位に落ち,パトリック・チャン選手(カナダ)に敗れた。
- しかし,彼女は決勝でオードリー・ロビショー選手(カナダ)に敗れた。
- 男子デュアルモーグル種目では,パトリック・ディネン選手(米国)が決勝でミカエル・キングズベリー選手(カナダ)を破って優勝した。
- パトリック・チャン選手(カナダ)が優勝し,高橋大(だい)輔(すけ)選手が銀メダルを獲得した。
- 10月7日,錦(にし)織(こり)圭(けい)選手(22)が東京でのジャパン・オープン・テニスの決勝でミロシュ・ラオニッチ選手(カナダ)を破った。
- ハビエル・フェルナンデス選手(スペイン)が合計253.94点を獲得して男子種目で優勝し,パトリック・チャン選手(カナダ)が2位に入った。
- ケイトリン・オズモンド選手(カナダ)が合計176.45点を獲得して優勝した。
- 2月14日のフリーの前,羽生選手は2位のパトリック・チャン選手(カナダ)より4ポイント近く優位だった。
- 7月1日,第10シードの錦織選手は4回戦で第8シードのミロシュ・ラオニッチ選手(カナダ)と対戦した。
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