ジャスティン・ローレンス_(野球)とは？わかりやすく解説

ジャスティン・ローレンス
*Justin Lawrence*
ピッツバーグ・パイレーツ #62
基本情報
国籍	パナマ
出身地	パナマ; パナマ運河地帯
生年月日	1994年11月25日（30歳）
身長; 体重	6' 3" ＝約190.5 cm; 213 lb ＝約96.6 kg
選手情報
投球・打席	右投右打
ポジション	投手
プロ入り	2015年 MLBドラフト12巡目
初出場	2021年4月29日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	ファーストコースト高等学校（英語版）; ジャクソンビル大学（英語版）; デイトナ州立大学（英語版）; コロラド・ロッキーズ (2021 - 2024);
国際大会
代表チーム	パナマ
WBC	2023年
	この表について

ジャスティン・アンソニー・ローレンス（Justin Anthony Lawrence, 1994年 11月25日 - ）は、パナマ運河地帯出身のプロ野球選手（投手）。右投右打。MLBのピッツバーグ・パイレーツ所属。

経歴

プロ入り前

パナマ生まれだが、2歳の時にアメリカ合衆国へ移住している^[1]。

プロ入りとロッキーズ時代

2015年のMLBドラフト12巡目（全体347位）でコロラド・ロッキーズから指名され、プロ入り。契約後、傘下のパイオニアリーグのルーキー級グランドジャンクション・ロッキーズでプロデビュー。A-級ボイシ・ホークスでもプレーし、2球団合計で22試合に登板して0勝2敗、防御率8.39、18奪三振を記録した。

2016年はA-級ボイシとA級アッシュビル・ツーリスツでプレーし、2球団合計で49試合に登板して4勝6敗8セーブ、防御率4.98、63奪三振を記録した。

2017年はA級アッシュビルでプレーし、16試合に登板して0勝2敗6セーブ、防御率1.65、20奪三振を記録した。

2018年はA+級ランカスター・ジェットホークスでプレーし、55試合に登板して0勝2敗11セーブ、防御率2.65、62奪三振を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、ソルトリバー・ラフターズ（英語版）に所属した。11月20日にはルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした^[2]。

2019年はAA級ハートフォード・ヤードゴーツとAAA級アルバカーキ・アイソトープスでプレーし、2球団合計で38試合に登板して1勝5敗、防御率8.76、32奪三振を記録した。

2020年1月17日に禁止薬物の陽性反応を示し、80試合の出場停止処分を科せられた^[3]。この年は新型コロナウイルスの影響でマイナーリーグの試合が開催されず、メジャーにも昇格しなかったため、公式戦の登板は無かった。

2021年4月29日にメジャー初昇格を果たし^[4]、同日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦でメジャーデビュー ^[5]。

2022年は38試合に登板して3勝1敗1セーブ7ホールド、防御率5.70、48奪三振を記録した^[6]。

2023年は開幕前に第5回WBCのパナマ代表に選出された。シーズンではこの時点で自己最多となる69試合に登板し、4勝7敗と負け越した一方、セーブとホールドは共に自己最高となる『11』を記録した^[6]。また、残りの成績は防御率3.72、こちらも自己最多となる78奪三振という成績であった^[6]。

2024年の開幕はメジャーで迎えた。5月3日にアンヘル・チビリ（英語版）と入れ替わる形で父親リスト入りした^[7]。3日後には復帰したものの^[6]、同月27日に今度は右肩を痛めて15日間の故障者リスト入りとなった^[8]。6月17日にメジャーに復帰して以降はメジャーに定着した。この年は怪我の影響などもあり、56試合と登板試合数は落としたが、4勝4敗と五分で終えた^[6]。残りの成績は2セーブ5ホールド、防御率6.49、45奪三振という成績であった^[6]。

パイレーツ時代

2025年3月3日にウェイバー公示を経てピッツバーグ・パイレーツへ移籍した^[9]。

投球スタイル

投球データ 2022年^[10]
球種	割合	平均球速		最高球速
球種	%	mph	km/h	mph	km/h
シンカー	55.3	95.1	153	98.7	158.8
スライダー	44.7	82.3	132.4	98.7	158.8

投球フォームはサイドスローである^[10]。最速101.2mph（約162.9km/h）を計測するシンカーと平均球速130km/hほどのスライダーで投球を組み立てる。

詳細情報

年度別投手成績

年度	球団	登板	勝利	敗戦	セ丨ブ	ホ丨ルド	勝率	打者	投球回	被安打	被本塁打	与四球	敬遠	与死球	奪三振	暴投	失点	自責点	防御率	W H I P
2021	COL	19	1	0	0	2	1.000	86	16.2	21	0	19	1	0	17	2	16	16	8.64	2.40
2022		38	3	1	1	7	.750	191	42.2	44	3	22	0	1	48	1	27	27	5.70	1.55
2023		69	4	7	11	11	.364	326	75.0	65	5	36	4	7	78	3	37	31	3.72	1.35
2024		56	4	4	2	5	.500	279	59.2	73	9	33	1	7	45	3	52	43	6.49	1.78
MLB：4年		182	12	12	14	25	.500	882	194.0	203	17	110	6	15	188	9	132	117	5.43	1.61

2024年度シーズン終了時

WBCでの投手成績

年度	代表	登板	先発	勝利	敗戦	セ｜ブ	打者	投球回	被安打	被本塁打	与四球	敬遠	与死球	奪三振	暴投	ボ｜ク	失点	自責点	防御率
2023	パナマ	2	0	0	0	0	6	2.0	0	0	0	0	0	3	0	0	0	0	0.00

年度別守備成績

年度	球団	投手（P）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2021	COL	19	0	2	0	0	1.000
2022		38	0	11	0	1	1.000
2023		69	4	10	0	1	1.000
2024		56	4	11	0	1	1.000
MLB		182	8	34	0	3	1.000

2024年度シーズン終了時

背番号

61（2021年 - 2024年）

代表歴

2023 ワールド・ベースボール・クラシック・パナマ代表

脚注

^ https://j500rst.ku.edu/pitchers/the-path-to-education/
^ Daniel Kramer (2018年11月20日). “Rox protect 4 from Rule 5, add to 40-man roster” (英語). MLB.com. 2021年5月22日閲覧。
^ Anthony Franco (2020年1月17日). “Rockies’ Justin Lawrence Suspended For PED Use” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年5月22日閲覧。
^ Justin Wick (2021年4月29日). “Justin Lawrence recalled, Yency Almonte to 10-day IL” (英語). SB Nation. 2021年5月22日閲覧。
^ “Colorado Rockies at Arizona Diamondbacks Box Score, April 29, 2021” (英語). Baseball-Reference.com. 2021年5月22日閲覧。
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f MLB公式プロフィール参照。
^ Darragh McDonald (2024年5月3日). “Rockies Promote Angel Chivilli For MLB Debut” (英語). MLB Trade Rumors. 2025年3月4日閲覧。
^ Darragh McDonald (2024年5月27日). “Rockies Designate John Curtiss, Select Josh Rogers” (英語). MLB Trade Rumors. 2025年3月4日閲覧。
^ Steve Adams (2025年3月3日). “Pirates Claim Justin Lawrence” (英語). MLB Trade Rumors. 2025年3月4日閲覧。
^ ^a ^b “Justin Lawrence Statcast, Visuals & Advanced Metrics | MLB.com” (英語). baseballsavant.com. 2022年10月10日閲覧。

外部リンク

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
Justin Lawrence stats MiLB.com （英語）
Justin Lawrence (@justinlawrence1125) - Instagram

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[1] ttps://j500rst.ku.edu/pitchers/the-path-to-education/

[2] Daniel Kramer (2018年11月20日). “Rox protect 4 from Rule 5, add to 40-man roster” (英語). MLB.com. 2021年5月22日閲覧。

[3] Anthony Franco (2020年1月17日). “Rockies’ Justin Lawrence Suspended For PED Use” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年5月22日閲覧。

[4] Justin Wick (2021年4月29日). “Justin Lawrence recalled, Yency Almonte to 10-day IL” (英語). SB Nation. 2021年5月22日閲覧。

[5] “Colorado Rockies at Arizona Diamondbacks Box Score, April 29, 2021” (英語). Baseball-Reference.com. 2021年5月22日閲覧。

[MLBstats-6] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f MLB公式プロフィール参照。

[7] Darragh McDonald (2024年5月3日). “Rockies Promote Angel Chivilli For MLB Debut” (英語). MLB Trade Rumors. 2025年3月4日閲覧。

[8] Darragh McDonald (2024年5月27日). “Rockies Designate John Curtiss, Select Josh Rogers” (英語). MLB Trade Rumors. 2025年3月4日閲覧。

[9] Steve Adams (2025年3月3日). “Pirates Claim Justin Lawrence” (英語). MLB Trade Rumors. 2025年3月4日閲覧。

[statcast-10] “Justin Lawrence Statcast, Visuals & Advanced Metrics | MLB.com” (英語). baseballsavant.com. 2022年10月10日閲覧。

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表話編歴ピッツバーグ・パイレーツロースター
投手	67 ブラクストン・アッシュクラフト（英語版） 51 デビッド・ベッドナー 43 ライアン・ボルッキ 53 マイク・バロウズ（英語版） 6 ベイリー・ファルター 64 ケイレブ・ファーガソン 78 トーマス・ハリントン（英語版） 45 アンドリュー・ヒーニー 35 コリン・ホルダーマン（故障者リスト） 37 ジャレッド・ジョーンズ（故障者リスト） 23 ミッチ・ケラー 61 ジャスティン・ローレンス 18 ティム・メイザ 36 ダウリ・モレタ（故障者リスト） 50 カルメン・ムジンスキー 66 カイル・ニコラス（英語版） 24 ヨハン・オビエド（故障者リスト） 60 デニス・サンタナ 55 チェイス・シュガート（英語版） 30 ポール・スキーンズ 63 ハンター・ストラットン 34 ジョーイ・ウェンツ
捕手	14 ジョーイ・バート 32 ヘンリー・デービス 25 エンディ・ロドリゲス
内野手	71 鄭宗哲 25 ビリー・クック 26 アダム・フレイジャー 39 ニック・ゴンザレス（故障者リスト） 13 ケブライアン・ヘイズ 2 スペンサー・ホーウィッツ（故障者リスト） 7 アイザイア・カイナー＝ファレファ 31 リオバー・ペゲーロ 19 ジャレッド・トリオロ（故障者リスト） 48 エンマヌエル・バルデス（英語版） 38 ニック・ヨーク
外野手	3 裴智桓 29 アレクサンダー・カナリオ 15 オニール・クルーズ 22 アンドリュー・マカッチェン 28 トミー・ファム 10 ブライアン・レイノルズ 65 ジャック・スウィンスキー
監督・コーチ	17 デレク・シェルトン（監督） 12 ドン・ケリー（ベンチコーチ） 52 マット・ヘイグ（打撃コーチ） 88 クリスチャン・マレーロ（打撃コーチ補佐） 47 オスカー・マリン（投手コーチ） 56 ブレント・ストローム（投手コーチ補佐） 16 タリック・ブロック（英語版）（一塁コーチ） 58 マイク・ラベロ（三塁コーチ） 87 ミゲル・ペレス（英語版）（ブルペンコーチ） 96 メンディ・ロペス（英語版）（内野守備コーチ） 86 ラドリー・ハダッド（英語版）（戦略コーチ） 95 スティーブン・モラレス（コーチ兼通訳） 98 ジョニー・タッカー（コーチ） 82 ジョーダン・コマデナ（ブルペン捕手） 90 ラウル・ヘルナンデス（ブルペン捕手）
公式サイト（英語）より　40人ロースター　監督・コーチ一覧　2025年4月7日更新

表話編歴野球パナマ代表 - 2023 ワールド・ベースボール・クラシック
監督	21 ルイス・オルティス
コーチ	8 ルイス・カバレーロ(ベンチコーチ) 76 ビクター・プレシアード(打撃コーチ) 73 エンリケ・ブルゴス(投手コーチ) 14 ウィルフレド・コルトバ(投手コーチ) シリロ・カンバーバッチ(一塁コーチ) 44 ビセンテ・ガリバルド(三塁コーチ) 95 ヒポリト・オルティス(ブルペンコーチ) フリオ・モスケラ
投手	12 ハビー・ゲラ 18 マット・ハーディ 23 ハメス・ゴンザレス 25 アルベルト・バルドナード 26 ウィルフレド・ペレイラ 41 アルベルト・ゲレーロ 43 アンディ・オテロ 48 ランドール・デルガド 51 ハイメ・バリア 52 セベリーノ・ゴンザレス 61 ジャスティン・ローレンス 62 ウンベルト・メヒア 88 デイビス・ロメロ 92 アロルド・アラウス
捕手	5 カルロス・サンチェス 22 クリスチャン・ベタンコート 80 ペドロ・アギラル 98 エラスモ・カバレーロ
内野手	3 ジョナサン・アラウス 10 エドガー・ムニョス 11 ルーベン・テハダ 13 アレン・コルドバ 24 ヘラルド・チン 39 ジョシュワン・ライト 77 ホセ・カバレーロ
外野手	42 ロドリゴ・オロスコ 81 ジャディエル・サンタマリア 89 ルイス・カスティーヨ 94 ジョニー・サントス 99 ホセ・ラモス

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