ジャスティン・ミラー (1987年生の投手)とは? わかりやすく解説

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ジャスティン・ミラー (1987年生の投手)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 09:12 UTC 版)

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ジャスティン・ミラー
Justin Miller
ワシントン・ナショナルズ時代
(2018年7月13日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国
出身地 カリフォルニア州カーン郡ベーカーズフィールド
生年月日 (1987-06-13) 1987年6月13日(34歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5 cm
215 lb =約97.5 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2008年 MLBドラフト16巡目
初出場 2014年4月18日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ジャスティン・ライアン・ミラー(Justin Ryan Miller, 1987年6月13日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州カーン郡ベーカーズフィールド出身のプロ野球選手投手)。右投右打。

経歴

プロ入り前

2006年MLBドラフト47巡目(全体1392位)でコロラド・ロッキーズから指名されたが、契約せずにカリフォルニア州立大学フレズノ校へ進学した。大学時代は3年時の2008年に大学全米一を経験した。この時のチームメイトにジャスティン・ウィルソンがいる。

プロ入りとレンジャーズ傘下時代

2008年のMLBドラフト16巡目(全体483位)でテキサス・レンジャーズから指名され、プロ入り。契約後、傘下のA-級スポケーン・インディアンス英語版でプロデビュー。14試合に登板して2セーブ、防御率5.06、24奪三振を記録した。

2009年はまずルーキー級アリゾナリーグ・レンジャーズでプレーし、8試合に登板して2セーブ、防御率1.08、10奪三振を記録した。7月にA-級スポケーンへ昇格して5試合に登板後、8月にA+級ベーカーズフィールド・ブレイズ英語版へ昇格。11試合に登板して1勝1敗2セーブ、防御率2.35、16奪三振を記録した。

2010年はA+級ベーカーズフィールドでプレーし、32試合に登板して4勝3敗、防御率3.06、52奪三振を記録した。

2011年はAA級フリスコ・ラフライダーズでプレーし、48試合に登板して9勝1敗13セーブ、防御率1.81、77奪三振を記録した。オフに40人枠入りを果たした[1]

2012年3月19日にAAA級ラウンドロック・エクスプレスへ異動した。4月4日にマイナーの故障者リスト入りし、4月18日にトミー・ジョン手術を受けた。4月23日に自由契約となったが、29日にレンジャーズとマイナー契約で再契約した。この年は手術の影響でシーズンを全休した。オフの10月30日にレンジャーズとメジャー契約を結んだ[2]

2013年はまずAA級フリスコでプレーし、16試合に登板して1勝0敗2セーブ、防御率6.19、21奪三振を記録した。7月にAAA級ラウンドロックへ昇格。11試合に登板して0勝1敗1セーブ、防御率9.82、12奪三振を記録した。9月1日に自由契約となった。

タイガース時代

2013年9月18日にデトロイト・タイガースとマイナー契約を結び、11月20日にメジャー契約を結んだ[3]

2014年は傘下のAAA級トレド・マッドヘンズで開幕を迎え、4月18日にメジャーへ昇格[4]。同日のロサンゼルス・エンゼルス戦でメジャーデビュー。10点ビハインドの6回表から登板し、2回を1安打無失点1奪三振に抑えた[5]。8月30日にDFAとなり[6]、翌31日にマイナー契約でAAA級トレドへ降格した。この年メジャーでは8試合に登板して1勝0敗、防御率5.11、5奪三振を記録した。オフの11月3日にFAとなった[7]

ロッキーズ時代

コロラド・ロッキーズ時代
(2016年5月2日)

2014年11月22日にロッキーズとマイナー契約を結んだ。

2015年は開幕を傘下のAA級ニューブリテン・ロックキャッツで迎えた後、AAA級アルバカーキ・アイソトープスでプレーした。6月17日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした。この年は34試合に登板して3勝3敗1セーブ、防御率4.05、38奪三振を記録した。

2016年は開幕からアクティブ・ロースター入りしたが、7月5日に左脇腹痛で15日間の故障者リスト入りし、9月2日に復帰した。40試合に登板し、4223回で防御率5.70と前年を下回る成績となった。レギュラーシーズン終了後の10月12日にマイナー契約でAAA級アルバカーキへ配属された後、翌13日にFAとなった[7]

エンゼルス傘下時代

2016年11月8日にエンゼルスとマイナー契約を結び、2017年スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[7]

2017年は開幕から傘下のAAA級ソルトレイク・ビーズでプレーしていたが、7月16日に自由契約となった[7]

ナショナルズ時代

2018年1月12日にワシントン・ナショナルズとマイナー契約を結んだ[8]

シーズンでは開幕を傘下のAAA級シラキュース・チーフスで迎え、5月25日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[9]。この年は51試合に登板して7勝1敗2セーブ、防御率3.61、60奪三振を記録した。

2019年7月29日にDFAとなり[10]、8月2日にマイナー契約でAAA級フレズノ・グリズリーズ[11]へ配属された。9月30日にFAとなった[7]

ナショナルズ退団後

2019年12月1日にトロント・ブルージェイズとマイナー契約を結び、2020年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[12]

その後、9月15日にインターナショナル・キャップスペースとのトレードで、シンシナティ・レッズへ移籍した[13]。この年は新型コロナウイルスの影響でマイナーリーグの試合が開催されず、双方の傘下球団在籍時にメジャーにも昇格しなかったため、公式戦の出場は無かった。オフの11月2日にFAとなった[7]

ナショナルズ復帰

2021年2月23日にナショナルズとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[14]。シーズンでは6月15日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし[15]、同日のピッツバーグ・パイレーツ戦で2年ぶりのメジャー復帰登板を果たした[16]。6月29日にDFAとなった[17]

カージナルス時代

2021年7月2日にウェイバー公示を経てセントルイス・カージナルスへ移籍した[7]。オフの10月25日にDFAとなった。その2日後に一度はFAとなったが、同日中にマイナー契約で再契約を結び、そのまま傘下のAAA級メンフィス・レッドバーズに配属された。

詳細情報

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2014 DET 8 0 0 0 0 1 0 0 0 1.000 53 12.1 14 2 2 0 0 5 0 0 9 7 5.11 1.30
2015 COL 34 0 0 0 0 3 3 1 7 .500 129 33.1 21 2 11 0 0 38 2 0 15 15 4.05 0.96
2016 40 0 0 0 0 1 1 0 1 .500 194 42.2 50 6 20 0 2 45 3 1 27 27 5.70 1.64
2018 WSH 51 0 0 0 0 7 1 2 11 .875 215 52.1 42 10 17 1 2 60 1 0 22 21 3.61 1.13
2019 17 0 0 0 0 1 0 0 4 1.000 65 15.2 16 5 4 0 2 11 0 0 8 7 4.02 1.28
2021 5 0 0 0 0 0 0 0 1 ---- 15 3.0 5 3 1 0 0 4 0 0 5 5 15.00 2.00
STL 18 0 0 0 0 1 0 1 1 1.000 68 16.0 15 2 5 0 2 9 0 0 8 8 4.50 1.25
'21計 23 0 0 0 0 1 0 1 1 1.000 83 19.0 20 5 6 0 2 13 0 0 13 13 6.16 1.37
MLB:6年 173 0 0 0 0 13 5 4 25 .737 739 175.1 163 30 60 1 8 172 6 1 94 90 4.62 1.27
  • 2021年度シーズン終了時

背番号

  • 60(2014年 - 2016年、2018年 - 2019年、2021年)

脚注

  1. ^ “Rangers purchase contracts of six players for 40-man roster” (英語) (プレスリリース), (2011年11月18日), http://m.rangers.mlb.com/news/article/26003228/rangers-purchase-contracts-of-six-players-for-40-man-roster/ 2016年10月17日閲覧。 
  2. ^ “Rangers decline to exercise 2013 club options for RHPs Scott Feldman and Yoshinori Tateyama” (英語) (プレスリリース), (2012年10月30日), http://m.rangers.mlb.com/news/article/40134840/rangers-decline-13-options-for-feldman-tateyama/ 2016年10月17日閲覧。 
  3. ^ “Tigers purchase contracts of seven players” (英語) (プレスリリース), (2013年11月20日), http://m.tigers.mlb.com/news/article/64065488/tigers-purchase-contracts-of-seven-players/ 2016年10月17日閲覧。 
  4. ^ Jason Beck, Matt Slovin (2014年4月18日). “Tigers promote righty Miller to bolster bullpen” (英語). MLB.com. 2016年10月17日閲覧。
  5. ^ Scores for Apr 18, 2014” (英語). ESPN (2014年4月18日). 2014年4月20日閲覧。
  6. ^ Jason Beck (2014年8月30日). “Tigers designate Miller for assignment” (英語). MLB.com. 2016年10月17日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g MLB公式プロフィール参照。2021年7月3日閲覧。
  8. ^ Nationals' Justin Miller: Signs minor-league deal with Nationals” (英語). CBS Sports (2018年1月12日). 2018年5月28日閲覧。
  9. ^ Glenn Sattell (2018年5月25日). “Nationals add Miller; Murphy heads to rehab” (英語). MLB.com. 2018年5月28日閲覧。
  10. ^ Nationals' Justin Miller: Activated and DFA'd” (英語). CBS Sports (2019年7月29日). 2019年7月31日閲覧。
  11. ^ 2019年から2020年までナショナルズ傘下
  12. ^ Steve Adams (2019年12月2日). “Blue Jays Announce Several Minor League Signings” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年3月7日閲覧。
  13. ^ Reds Acquire Justin Miller From Blue Jays” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年9月16日閲覧。
  14. ^ Connor Byrne (2021年3月6日). “Nationals Sign Justin Miller To Minors Deal” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年6月16日閲覧。
  15. ^ Anthony Franco (2021年6月15日). “Nationals Place Max Scherzer On Injured List” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年6月16日閲覧。
  16. ^ Gomes, Corbin lead Nationals; Pirates lose 9th straight
  17. ^ Injuries & Roster Moves: Rainey to IL” (英語). MLB.com (2021年6月29日). 2021年6月30日閲覧。

関連項目

外部リンク





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