ジベンゾ-1,4-ジオキシンとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 学問 > 化学物質辞書 > ジベンゾ-1,4-ジオキシンの意味・解説 

ジベンゾ‐p‐ジオキシン

分子式C12H8O2
その他の名称オキサントレン、フェノジオキシン、NCI-C03656、Oxanthrene、Phenodioxin、Dibenzo[b,e][1,4]dioxin、Dibenzo-p-dioxin、ジベンゾ-p-ダイオキシン、ジベンゾパラダイオキシン、Dibenzo[1,4]dioxin
体系名:ジベンゾ[1,4]ジオキシン、ジベンゾ-p-ジオキシン、ジベンゾ[b,e][1,4]ジオキシン


ジベンゾ-1,4-ジオキシン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/05 13:52 UTC 版)

ジベンゾ-1,4-ジオキシン
識別情報
CAS登録番号 262-12-4 
ChemSpider 8861 
KEGG C07732 
特性
化学式 C12H8O2
モル質量 184.19 g mol−1
外観 白色結晶
融点

122 °C, 395 K, 252 °F

沸点

283.5 °C, 557 K, 542 °F

への溶解度 0.901 g/L (25 °C)
関連する物質
関連物質 ポリ塩化ジベンゾ-p-ジオキシン
ダイオキシン類
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ジベンゾ-1,4-ジオキシン(Dibenzo-1,4-dioxin)またはジベンゾジオキシン(Dibenzodioxin)は、多環式複素環式化合物であり、2つのベンゼン環が1,4-ジオキシン環に繋がっている。分子式は、C12H8O2である。2つの酸素原子は、ジオキシン環の反対側(パラ位)を占める。

ジベンゾジオキシンは、ダイオキシンと呼ばれ毒性を持つポリ塩化ジベンゾ-p-ジオキシン(PCDD)の炭素骨格である。最も毒性の強いPCDDは、2,3,7,8-テトラクロロジベンゾ-1,4-ジオキシン(TCDD)である。ダイオキシン類は、PCDDと類似の構造、毒性を持つ関連化合物を含む汚染物質のカテゴリーである。ジベンゾジオキシンは、ポリ臭化ジベンゾ-p-ジオキシンの骨格でもある。

異性体

ジベンゾ-1,2-ジオキシン

ジベンゾジオキシンと言った場合には、通常はジベンゾ-1,4-ジオキシンを表す。

異性体であるジベンゾ-1,2-ジオキシンは、不安定な1,2-ジオキシンと同様に、2つの酸素原子が隣り合っている。この異性体については詳しい情報はないが、不安定性が高く、過酸化物のような性質を持つと考えられている。

関連項目

外部リンク



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ジベンゾ-1,4-ジオキシン」の関連用語

ジベンゾ-1,4-ジオキシンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ジベンゾ-1,4-ジオキシンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
独立行政法人科学技術振興機構独立行政法人科学技術振興機構
All Rights Reserved, Copyright © Japan Science and Technology Agency
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのジベンゾ-1,4-ジオキシン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS