ジグザグ進行させるもの
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/20 04:08 UTC 版)
「パルスフィールドゲル電気泳動」の記事における「ジグザグ進行させるもの」の解説
現在一般的なのは、電場を2方向に交替させることでDNA断片をジグザグ進行させ、2つの方向の中間方向に向けて分離させる方法である。まずある1つの方向に電場をかける。一定時間後に電場の方向を、最初の電場の方向と交差する方向に切り替える。さらに一定時間後にもとの方向に電場をかける。この電場の切り替えを繰り返すと、DNAはジグザグ進行しながら2つの電場方向の中間の方向に移動し、分子量の小さいものほど移動度が大きくなる。電場を交替させる仕掛けによってCHEF(contour-clamped homogeneous electric field)、TAFE(transverse alternating field electrophoresis)、RGE(rotating gel electrophoresis)など様々あるが基本的な考え方は同じである。いずれも専用の装置を必要とするが、事実上CHEFが市場を席巻している。
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