シールの始まり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/05 17:22 UTC 版)
記録に残っている物では、紀元前2000年頃のメソポタミア文明の古代バビロンがある。ギリシアの歴史家ディオドロスが書き残した記録によると、ユーフラテス川の川底を横断するトンネルが建設され、そのトンネル壁はレンガが積まれアスファルトで防水処理されていた。アスファルトによる防水はその後長く使われ、特に地中海沿岸では造船に広く使用された。マルコ・ポーロの東方見聞録には、当時のヨーロッパ船の防水にアスファルトを使用することが一般的であった記述がある。シールが工業的に重要になったのは蒸気機関が発達した18世紀頃からである。蒸気機関は高温・高圧の方が熱効率が高いので、シールの性能が非常に重要になった。
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