シンゴルの養子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/04 05:01 UTC 版)
ドル=ローミンに生まれたトゥーリンは、そこで幼少時代を過ごした。ニアナイス・アルノイディアド後、モルゴスによって東夷たちがヒスルムに送り込まれ、彼らはハドルの一族の人々を虐げた。モルウェンを恐れていた彼らは彼女の家族には手を出そうとしなかったが、彼女は彼らがトゥーリンを奴隷とすることを恐れてドリアスへ送った。シンゴル王はトゥーリンの父フーリンに敬意を表し、トゥーリンを養子にした。彼は九年間メネグロスに住まったあと、ドリアス国境の警備につき、弓の名手ベレグの戦友となった。メネグロスに戻ってきた際、彼の栄誉を嫉むナンドールエルフのサイロスは彼を侮辱し、杯を投げつけられた。翌日サイロスは武装して彼を待ち伏せるが、打ち負かされて逃げ出し転落死した。トゥーリンは捕われの身となるのを恐れて裁きを拒否し、メリアンの魔法帯をぬけてシリオンの西の無法者たちに加わった。その後、彼らの首領となってネイサン(不当に扱われたる者)を名乗った。
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