シングルシリンダーキャリパー型ディスクブレーキ

大車林

シングルシリンダーキャリパー型ディスクブレーキ

英語 single cylinder caliper type disc brake

ディスクブレーキ導入時に、2個のシリンダーをもつフィックストキャリパー型と対比させて、フローティングキャリパー型の総称として用いられた呼び名。1車輸のキャリパーシリンダーが1個に減るため、軽量性とコストのメリットがあった。現在はパッド面積増大と面圧均一化を狙い、フローティングキャリパー型でも、周方向に複数シリンダーを配置するマルチシリンダー構造が増え、異形のシリンダーも登場している。今後もこの傾向が続くことから、現在はとくに1個のシリンダーだけのシンプル構造を特定する用語として用いられる。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。