シルデナフィルによる青視症
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/01 05:22 UTC 版)
「青視症」の記事における「シルデナフィルによる青視症」の解説
『バイアグラとビジョン』の著者は、シルデナフィルを摂取した後の青視症は、酵素活性の低下により、網膜の桿体細胞が感作されているとしている。桿体細胞は、498 nm付近の波長の光に最も敏感で、そのような光は青緑色に見える。 光レベルが、桿体と錐体細胞の両方が活動する(薄明視)のに十分低い場合、増強された桿体活動は青みがかった視覚的な色合いを誘発する。 Forestaらは、網膜の桿体細胞と錐体細胞にあるPDE6が、バイアグラなどのPDE5阻害薬によって阻害されるため、視細胞の機能不全を起こす、としている。
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