シュールリアリスティック・ピロー
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『シュールリアリスティック・ピロー』 | ||||
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ジェファーソン・エアプレイン の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1966年10月-11月 | |||
ジャンル | サイケデリック・ロック フォーク・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | RCA | |||
プロデュース | リック・ジャラード | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
AllMusic Rating ![]() |
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ジェファーソン・エアプレイン アルバム 年表 | ||||
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『シュールリアリスティック・ピロー』(Surrealistic Pillow) は、1967年にリリースされた、アメリカのロック・バンド、ジェファーソン・エアプレインの2作目のアルバム。
全米アルバムチャート3位を記録し、RIAAからプラチナ認定を受けている。
解説
デビュー・アルバム『テイクス・オフ(Jefferson Airplane Takes Off)』の制作が終了した直後の1966年5月、ドラマーのアレックス・スキップ・スペンス[注釈 1][2]に代わってスペンサー・ドライデンが3代目ドラマーとして加入した[3]。同年8月、『テイクス・オフ』が発表。10月にはヴォーカリストのシグニー・トリー・アンダーソンが出産を機にバンドを離れた。当初は、出産後に復帰し、それまでは代理のボーカリストで活動を続ける予定だったが、その代理のボーカリストが人気となり、結局、アンダーソンが復帰することはなかった。その代理のボーカリストが、グレイト・ソサエティに在籍していたグレイス・スリックだった。
スリックはグレイト・ソサエティの楽曲から「ホワイト・ラビット」[注釈 2]と義弟のダービー・スリック[注釈 3]が作詞作曲した「あなただけを」("Somebody to Love")[注釈 4]を提供した。
収録曲
邦題は日本盤に準拠[4]。
- サイド1
- おかしな車 "She Has Funny Cars" (ヨーマ・カウコネン、マーティ・バリン) – 3:14
- あなただけを "Somebody to Love" (ダービー・スリック) – 3:00
- マイ・ベスト・フレンド "My Best Friend" (アレックス・スキップ・スペンス) – 3:04
- トゥディ "Today" (バリン、ポール・カントナー) – 3:03
- 帰っておくれ "Comin' Back to Me" (バリン) – 5:23
- サイド2
- 恋して行こう "3/5 of a Mile in 10 Seconds" (バリン) – 3:45
- D.C.B.A.-25 "D.C.B.A.-25" (カントナー) – 2:39
- 素敵なあの娘 "How Do You Feel" (Tom Mastin) – 3:34
- 旅する前に "Embryonic Journey" (カウコネン) – 1:55
- ホワイト・ラビット "White Rabbit" (グレイス・スリック) – 2:32
- プラスティック・ファンタスティック・ラヴァー "Plastic Fantastic Lover" (バリン) – 2:39
2003年リイシュー版ボーナス・トラック
- イン・ザ・モーニング "In the Morning" (カウコネン) – 6:21
- J.P.P.マックステップ・B・ブルース "J.P.P. McStep B. Blues" (スペンス) – 2:37
- ゴー・トゥ・ハー "Go to Her" (Version two) (カントナー, Irving Estes) – 4:02
- カム・バック・ベイビー "Come Back Baby" (カバー楽曲、編曲:カウコネン) – 2:56
- あなただけを "Somebody to Love" (Mono single version) (ダービー・スリック) – 2:58
- ホワイト・ラビット "White Rabbit" (mono single version) (Grace Slick) / D.C.B.A.-25 "D.C.B.A.-25" (インストゥルメンタル、隠しトラック) – 5:21
イギリス盤(1967年発売)
「ドント・スリップ・アウェイ」「カム・アップ・ザ・イヤーズ」「ショーファー・ブルース」[5]はアメリカ盤『テイクス・オフ』を初出とする。
- サイド1
- マイ・ベスト・フレンド "My Best Friend"
- 恋して行こう "3/5 Of A Mile In 10 Seconds"
- D.C.B.A.-25 "D.C.B.A.-25"
- 素敵なあの娘 "How Do You Feel"
- 旅する前に "Embryonic Journey"
- ドント・スリップ・アウェイ "Don't Slip Away" (バリン、スペンス)
- サイド2
- カム・アップ・ザ・イヤーズ "Come Up The Years" (バリン、カントナー)
- ショーファー・ブルース "Chauffeur Blues" (Lester Melrose)
- トゥディ "Today"
- 帰っておくれ "Comin' Back To Me"
- あなただけを "Somebody To Love"
参加ミュージシャン
- グレイス・スリック(Grace Slick) – ピアノ、オルガン、リコーダー、ボーカル
- ポール・カントナー(Paul Kantner) – ギター、ボーカル
- ヨーマ・コーコネン(Jorma Kaukonen) – リード・アンド・リズム・ギター、ボーカル
- ジャック・キャサディ(Jack Casady) – ベース、ファズ・ベース、リズム・ギター
- スペンサー・ドライデン(Spencer Dryden) – パーカッション
- マーティ・バリン(Marty Balin) – ギター、ボーカル
脚注
注釈
- ^ 予告なしにメキシコで休暇を取ったので解雇された。
- ^ グレイト・ソサエティのオリジナルはジェファーソン・エアプレイン版よりも長尺の約6分の楽曲だった。
- ^ グレイト・ソサエティにはスリック、彼女の当時の夫ジェリー・スリック、ジェリーの弟ダービーが在籍していた。
- ^ グレイト・ソサエティで録音された際の曲名は"Someone to Love"。
出典
- ^ Ashley Brown, ed. (1990). “Airplanes and Starships”. The Marshall Cavendish Illustrated History of Popular Music. Vol. 8 (Reference ed.). Marshall Cavendish. pp. 909–913. ISBN 978-1-85435-015-2.
- ^ Tamarkin (2024), pp. 65–66.
- ^ Tamarkin (2024), p. 72.
- ^ “Discogs”. 2025年8月27日閲覧。
- ^ “Discogs”. 2025年8月27日閲覧。
引用文献
- Tamarkin, Jeff (2024). Got a Revolution!: The Turbulent Flight of Jefferson Airplane. Atria Books. ASIN B00AK80EKI
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