シャヴォンヌ湖の白い龍とは? わかりやすく解説

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シャヴォンヌ湖の白い龍

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/11/25 05:04 UTC 版)

シャヴォンヌ湖

シャヴォンヌ湖の白い竜(シャヴォンヌこのしろいりゅう。: le dragon blanc du lac des Chavonnes)は、スイスヴォー州フランス語圏アルプス側ピヨン峠英語版オルモン谷方面に存在するシャヴォンヌ湖フランス語版英語版に関する伝承である。なお参考文献を除き「竜」の表記で統一する。

伝承内容

この竜は、怪物としてではなくシャヴォンヌ湖の主という姿で伝承が残されている[1]。竜はのように白く、長い翼を持ち、水煙を立てながら水面を進む。鳥という鳥は猛禽類さえもこの竜をとても恐れていたため湖岸はいつもひっそりとしていたという。しかし、湖畔の村オルモン=ドゥスー(現エーグル郡)の娘達がこの湖畔に近づくと、竜は誘いに乗って娘たちのもとに泳ぎ寄り、娘たちの手から餌をもらったという。それから愛想よくお礼の挨拶をし、一飛びして水に潜り、人々の視界から消え去るという[2]

シャヴォンヌ湖

ヴォー州。エーグル郡は最も南東側に位置する。

オルモン-ドゥスウフランス語版英語版はヴォー州エーグル郡英語版の最も東側にある山間部に位置し、そこにシャヴォンヌ湖がある。シャヴォンヌ湖の東の山を越えるとそこはもうベルン州であり、ドイツ語圏である。シャヴォンヌ湖とは5ヘクタール(50,000平方メートル)の大きさで野球場約2~3個分に相当する大きさである。シャヴォンヌ湖はニジマスヨーロピアンパーチの産地である。

脚注

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  1. ^ 桜井 (1998b)、189頁。
  2. ^ 桜井 (1998a)、176頁。

参考文献

  • 『世界の龍の話』 竹原威滋・丸山顯德編著、三弥井書店〈世界民間文芸叢書 別巻〉、1998年7月10日、初版。ISBN 978-4-8382-9043-7
    • 桜井 (1998a):桜井由美子「フランス 1 シャヴォンヌ湖の白い龍」176頁。
    • 桜井 (1998b):桜井由美子「フランス 解説」189-190頁。

資料

  • Lausanne Alfred Ceresole: “Légenden des Alpes vaudoises”(「ヴォー州アルプスの伝説」)1885, p.158.(「世界の龍の話」出典p.13より)

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