シグムンドの最期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/17 02:01 UTC 版)
戦いは激戦を極めた。高齢ながらもシグムンドは先頭に立って戦った。多くの戦士が倒れたが、ノルニルの加護を受けたシグムンドは負傷することなく、彼の軍が優勢だった。しかし片目の老人(オーディン)が彼の剣を槍で折ると形勢は逆転し、シグムンドとエイリミはついに倒れた。 戦に先立ちエイリミの城から森へ逃がれていたヒョルディースは、敵軍の去った戦場で倒れていた夫を介抱した。彼女はシグムンドが傷を癒し、父王の仇を討つこと望むが、シグムンドはオーディンの加護を失った今、彼は自分が戦うことを望んでいないのだと治療を拒み、彼女が息子を身ごもっていることを告げると、折れた剣(後のグラム)を託して息を引き取った。
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