サヤ8000形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/19 03:47 UTC 版)
「東武デハ10系電車」の記事における「サヤ8000形」の解説
サイリスタチョッパ制御の試験のため、更新により不要となったモハ5451の車体を流用して登場した試験用車両である。外観はパンタを2基に増設した他はほぼモハ5451当時の姿を保っていたが、車内は座席を撤去し、床下に収まり切らなかった各種機器が搭載された。なお、台車は更新に際して供出していたため、予備品の住友金属製釣り合い梁台車KS31Lを装備した。形式名が示すとおり主電動機及び運転台機器は搭載されておらず、8000系8124編成の中間に当車を組み込み、同編成の電動車(モハ8224-モハ8324)の主電動機を当車のサイリスタチョッパ制御器で制御する方式で試験が行われた。 クハ8124-モハ8224+サヤ8001+モハ8324-クハ8424 1974年(昭和49年)5月から東上線で各種試験が行われたが、試験終了後の同年末に廃車解体された。
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