サボとは? わかりやすく解説

サボ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/08 04:17 UTC 版)

サボフランス語: sabot 他)

サボ

  • 日本ではヨーロッパの木靴をいう。ヤナギブナクルミなど耐水性・耐久性のある堅い木の生木を数ヵ月日光にさらして十分に枯らした木塊をくりぬいてつくる。
  • 古代から用いられていたが、現代でもフランスのブルターニュ地方や、オランダなどの農民に履かれており、男女とも同型である。
  • 語源はアラビア語のzaboto。本来フランスの木靴をサボ(Sabot)、オランダの木靴はクロンプ(klomp)という。
  • 甲部に粗い皮をつけた厚い木底の履き物もサボとよぶ。サボは靴の原型の一つと考えられるが、起源は明らかでない。似たものは日本や朝鮮にもみられる。
  • 古代エジプトやローマにもあり,中世ヨーロッパで広く用いられ,現在でもフランスやオランダの民族衣装に見られる。無飾のもの,黒塗のもの,また甲に革製のベルトがついたものなどがある。

Sabot

  • 装弾筒 (sabot) - 大口径の銃砲から小口径の弾丸を発射するための詰め物。戦車砲APDSAPFSDSの他、散弾銃でも用いられる(サボットスラッグ)。
祖型は球形砲弾の時代、初期の榴弾信管が正しい向きで命中しないと不発になる問題から、弾に厚い木皿のような装具を付けて空気抵抗により一定の向きを保つようにしたのを木靴にたとえたもの。後には釣鐘型の長弾となり現代の砲弾の形態へ発展した。
  • 労働争議の一環としてのサボタージュ。労働者側が労働能率を意図的に低下させ、使役者側に損失を与えることで、交渉を有利に進めようとするもの。「サボタージュ」の言葉自体も、かつてフランスで先述の木靴によって工場機材の破壊活動を行った事に由来。またこの言葉は、日本語の「サボる」の語源でもある。
  • Sabot (dinghy) - オーストラリアなどで見られる小型ヨット。

人物

ハンガリー系の姓「Szabó」(ハンガリー語以外では綴りは変わりうる)。

その他

架空





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