サボテンの花_(小説)とは? わかりやすく解説

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サボテンの花 (小説)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/06 13:25 UTC 版)

サボテンの花」(サボテンのはな)は、宮部みゆき短編小説。また、それを元にしたテレビドラマや舞台作品など。

初出は『小説現代1989年3月号に掲載された。現在は短編集『我らが隣人の犯罪』(文藝春秋刊)に収録されている。

あらすじ

卒業間近の6年1組の子供たちが、小学校卒業研究として「サボテンの超能力」を研究したいと言い出す。堅物の担任の宮崎先生は猛反対するが、定年間近の権藤教頭は、子供たちの好きなようにやらせてみようと言うのだった。しかし子供たちは、研究と称して次々に騒動を起こすようになり、また、他の教師や生徒の保護者からの風当たりも強く、権藤教頭は対応に追われることになる。

6年1組の生徒たちは以前、植物園の開園に合わせ、学校を脱出し、教師たちを騒がせたことがある。その時利用されたのが、大学生の秋山徹である。その後も、彼は研究を続ける子供たちを助け続ける。

研究発表の際も、秋山徹は、トリックの為のサクラとして活躍する。実際には、発表したサボテンの超能力はトリックであり、超能力の研究は、権藤教頭の「この世に一つだけの酒を飲む」という夢を実現する為にテキーラを醸造することを隠す口実だったのである。

テレビドラマ

1991年9月23日関西テレビフジテレビ系列の不思議サスペンスの一作品として放送された。

キャスト

舞台

2002年版

ありがとうサボテン先生』(ありがとうサボテンせんせい)のタイトルで、2002年3月6日から3月28日まで日生劇場で公演が行われた。脚本・成井豊、演出・水田伸生[1]

しずくと月真和尚は原作にないキャラクターだが、原作に登場する大学生・秋山徹の役割を果たす役。6年1組の子供たちとしては子役が多数出演した。

キャスト

2007年版

2007年3月1日から3月6日までシアターBRAVA!で、3月14日から4月1日までシアターアプルで公演が行われた。

脚本:成井豊、演出:成井豊、白井直。演劇集団キャラメルボックスの公演。この公演でも、しずくと月真和尚が登場。6年1組の子供たちは大人の役者が演じた。

キャスト

朗読劇

2015年10月6日吉祥寺シアターにて公演された。

脚色:満仲由紀子、演出:小林俊夫青二塾内の小劇団『アトリエ「ん」』の公演。出演者は青二塾出身の声優。

キャスト

脚注




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