ゴミ埋め立て処分場問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 16:11 UTC 版)
この問題は、名古屋市がこの干潟をゴミ処分場にするという計画が持ち上がったことがきっかけに発生した。名古屋市はアセスメントを行った結果、その計画が渡り鳥などの生態に影響すると知りながらも、人工干潟の造成を条件に埋め立てを実行に移そうとした。しかし、1999年(平成11年)に環境庁(現在の環境省)は人工干潟の造成では現環境の維持は極めて困難とする見解を出したうえ、寺田達志環境庁環境影響評価課長が検討結果を持って名古屋市役所に単身で訪れるなど異例の行動で強硬な反対姿勢を示したほか、市民運動なども活発に行われ、その結果名古屋市は埋め立てを断念。ゴミの増大に悩む名古屋市のゴミ収集制度見直しの契機となった。
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