コートニー・リー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/13 01:15 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動 ボストン・セルティックス時代のリー | |
ポジション | SG |
---|---|
身長 | 196cm (6 ft 5 in) |
体重 | 91kg (201 lb) |
ウィングスパン | 201cm (6 ft 7 in) |
シューズ | アディダス |
基本情報 | |
本名 | Courtney Lee |
ラテン文字 | Courtney Lee |
誕生日 | 1985年8月3日(35歳) |
国 | アメリカ合衆国 |
出身地 | インディアナ州インディアナポリス |
出身 | ウェスタンケンタッキー大学 |
NBAドラフト | 2008年 1巡目22位 |
選手経歴 | |
2008-2009 2009-2010 2010-2012 2012-2014 2014-2016 2016 2016-2019 2019-2020 | オーランド・マジック ニュージャージー・ネッツ ヒューストン・ロケッツ ボストン・セルティックス メンフィス・グリズリーズ シャーロット・ホーネッツ ニューヨーク・ニックス ダラス・マーベリックス |
キャリアスタッツ | |
NBAレギュラーシーズン通算 / プレーオフ通算
| |
Stats NBA.com | |
コートニー・リー(Courtney Lee、1985年10月3日[1] - )はアメリカ合衆国・インディアナ州インディアナポリス出身のバスケットボール選手。ポジションはシューティングガード。196cm、91kg。
学生時代
ウエスタンケンタッキー大学でプレーしたリーは、過去にデレック・フィッシャーなどが受賞したサンベルト・プレーヤー・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。そして同大学での通算得点歴代1位で大学のキャリアを終えた。これはジム・マクダニエルズがかつて記録した2,238ポイントと同数である。さらにフリースロー成功率で81.6%、3ポイントシュート成功率で40.1%という好記録を残している[2]。
NBA
リーは豊作といわれた2008年のNBAドラフトにおいて全体22位でオーランド・マジックに指名された。 その年のマジックはセンターでエースのドワイト・ハワードを中心にラシャード・ルイスやヒド・ターコルーといった有力選手をそろえ、充実した戦力を誇っていた。それゆえルーキーのリーに出場時間が与えられるかは疑問であった。しかし徐々に頭角を現したリーは得点力を買われ先発に大抜擢された。 プレーオフにおいても彼の存在感は衰えず、1回戦のフィラデルフィア・セブンティシクサーズとの第1戦で18ポイント、第2戦ではチーム最多の24得点を記録するなどして、活躍する。しかし第5戦でチームメイトのハワードの肘打ちを鼻に食らい、第6戦を欠場するというハプニングに見舞われた。この影響でボストン・セルティックスとのカンファレンス・ファイナル以降、リーはデトロイト・ピストンズのリチャード・ハミルトンを彷彿とさせるフェイスマスク姿でプレーオフを戦う事となった。チームはNBAファイナルまで進出し、リーはロサンゼルス・レイカーズのエースコービー・ブライアントとマッチアップし、ディフェンスで苦戦を強いられる。第2戦では、第4Q残り0.6秒で同点という場面で、ターコルーからのインバウンドパスを空中でキャッチし、直接レイアップシュートを放ったがこれを失敗しオーバータイムの末チームは敗れた。結局チームは1勝4敗で敗れ、マジックは優勝を逃した。決めれば1勝1敗のタイに戻せたこのプレーは、このファイナルにおいて象徴的なシーンとなっている。 シーズン後、ビンス・カーター、ライアン・アンダーソンとのトレードでレイファー・アルストン、トニー・バティーと共にニュージャージー・ネッツに移籍した[3]。移籍初年の2009-10シーズンは出場時間が大幅に上昇し、平均12.5得点3.5リバウンドの成績を残した。シーズン後、またもトレードでヒューストン・ロケッツに移籍した[4]。 2012年7月、サイン・アンド・トレードでボストン・セルティックスに移籍した。
2014年1月7日、ボストン・セルティックス、メンフィス・グリズリーズ、オクラホマシティ・サンダーの三角トレードによって、メンフィス・グリズリーズに移籍した。11月13日のサクラメント・キングス戦、第4Q残りわずか0.3秒で1点ビハインドという場面で、ビンス・カーターからのインバウンドを空中でキャッチし、そのままリバースレイアップで逆転のブザービーターを見事に決めた[5]。
2016年2月16日、マイアミ・ヒートなどが加わった三角トレードでシャーロット・ホーネッツに移籍した[6]。
2016年7月2日、ニューヨーク・ニックスと4年契約を結んだ[7]。
2019年1月31日、クリスタプス・ポルジンギス絡みの大型トレードによりダラス・マーベリックスに移籍した[8]。
個人成績
略称説明 | |||||
---|---|---|---|---|---|
GP | 出場試合数 | GS | 先発出場試合数 | MPG | 平均出場時間 |
FG% | フィールドゴール成功率 | 3P% | スリーポイント成功率 | FT% | フリースロー成功率 |
RPG | 平均リバウンド数 | APG | 平均アシスト数 | SPG | 平均スティール数 |
BPG | 平均ブロック数 | TO | 平均ターンオーバー数 | PPG | 平均得点 |
太字 | キャリアハイ | リーグリーダー | 優勝シーズン |
レギュラーシーズン
シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | TO | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2008–09 | ORL | 77 | 42 | 25.2 | .450 | .404 | .830 | 2.3 | 1.2 | 1.0 | .2 | .9 | 8.4 |
2009–10 | NJN | 71 | 66 | 33.5 | .436 | .338 | .869 | 3.5 | 1.7 | 1.3 | .3 | 1.1 | 12.5 |
2010–11 | HOU | 81 | 1 | 21.3 | .439 | .408 | .792 | 2.6 | 1.2 | .7 | .2 | .8 | 8.3 |
2011–12 | 58 | 26 | 30.3 | .433 | .401 | .826 | 2.7 | 1.5 | 1.2 | .4 | 1.1 | 11.4 | |
2012–13 | BOS | 78 | 39 | 24.9 | .464 | .372 | .861 | 2.4 | 1.8 | 1.1 | .3 | 1.1 | 7.8 |
2013–14 | 30 | 0 | 16.8 | .492 | .442 | .818 | 1.6 | 1.1 | .7 | .3 | .8 | 7.4 | |
MEM | 49 | 47 | 30.0 | .476 | .345 | .900 | 2.8 | 1.7 | .9 | .4 | 1.0 | 11.0 | |
2013-14計 | 79 | 47 | 25.0 | .480 | .371 | .884 | 2.4 | 1.5 | .8 | .4 | .9 | 9.6 | |
2014–15 | 77 | 74 | 30.6 | .448 | .402 | .860 | 2.3 | 2.0 | 1.0 | .2 | 1.0 | 10.1 | |
2015–16 | 51 | 37 | 29.2 | .458 | .370 | .826 | 2.3 | 1.5 | 1.0 | .3 | 1.0 | 10.0 | |
CHO | 28 | 28 | 30.2 | .445 | .392 | .885 | 3.1 | 2.1 | 1.2 | .4 | .8 | 8.9 | |
2015-16計 | 79 | 65 | 29.5 | .454 | .378 | .839 | 2.6 | 1.7 | 1.1 | .4 | .9 | 9.6 | |
2016–17 | NYK | 77 | 74 | 31.9 | .456 | .401 | .867 | 3.4 | 2.3 | 1.1 | .3 | .9 | 10.8 |
2017–18 | 76 | 69 | 30.4 | .454 | .406 | .919 | 2.9 | 2.4 | 1.1 | .2 | 1.1 | 12.0 | |
2018–19 | 12 | 2 | 13.3 | .447 | .313 | .643 | 2.3 | 1.3 | .7 | .2 | .4 | 4.7 | |
DAL | 22 | 4 | 12.2 | .390 | .282 | .714 | 1.2 | 1.0 | .6 | .0 | .4 | 3.6 | |
2018-19計 | 34 | 6 | 12.6 | .411 | .291 | .667 | 1.6 | 1.1 | .6 | .1 | .4 | 4.0 | |
2019–20 | 24 | 9 | 14.4 | .488 | .447 | .857 | 1.3 | .5 | .8 | .3 | .5 | 4.5 | |
通算:12年 | 811 | 518 | 27.1 | .451 | .388 | .853 | 2.6 | 1.7 | 1.0 | .3 | .9 | 9.6 |
- 2011-12シーズンは66試合、2019-20シーズンは72試合で打ち切り
プレーオフ
シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | TO | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2009 | ORL | 21 | 16 | 26.2 | .435 | .273 | .885 | 1.9 | 1.3 | .9 | .1 | 1.0 | 8.0 |
2013 | BOS | 4 | 0 | 9.8 | .200 | .000 | 1.000 | .5 | .3 | .5 | .0 | .0 | 1.5 |
2014 | MEM | 7 | 7 | 32.0 | .417 | .316 | .778 | 2.0 | 1.6 | .7 | .3 | .9 | 10.0 |
2015 | 11 | 11 | 33.4 | .550 | .467 | .957 | 2.5 | 2.2 | 1.1 | .0 | 1.2 | 13.3 | |
2016 | CHO | 7 | 7 | 36.7 | .412 | .444 | .933 | 2.9 | 1.3 | .9 | .4 | .7 | 8.6 |
出場:5回 | 50 | 41 | 28.7 | .457 | .346 | .895 | 2.1 | 1.4 | .9 | .2 | .9 | 9.0 |
脚注
- ^ https://www.nba.com/player/201584/courtney_lee
- ^ “Courtney Lee #32”. rivals.com. 2012年3月23日閲覧。
- ^ “Carter traded to hometown Magic”. ESPN (2009年6月26日). 2012年3月23日閲覧。
- ^ “Pacers get Collison from Hornets in four-team trade”. nba.com (2010年8月11日). 2012年3月23日閲覧。
- ^ “26点差から最後はブザービーター! グリズリーズがキングスに逆転勝ち”. Baseball-Reference.com (2014年11月14日). 2016年12月24日閲覧。
- ^ Hornets Acquire Lee from Memphis in 3-Team Trade
- ^ Knicks offered a four-year deal to Courtney Lee, more than $10 mln per season
- ^ “Knicks trade Kristaps Porzingis to Mavericks as part of 7-player swap” (英語). ESPN.com (2019年2月2日). 2019年2月7日閲覧。
外部リンク
- NBA Profile(英語)
- DraftExpress bio(英語)
- コートニー・リー --- 略歴と通算成績 --- Basketball-Reference (英語) ESPN (英語)
- コートニー・リーのページへのリンク