コングロマリット・ディスカウント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/07 15:55 UTC 版)
「コングロマリット」の記事における「コングロマリット・ディスカウント」の解説
コングロマリットは、事業間のシナジーが発揮されず、むしろ複雑さがマイナスに働いているのではとの懸念が株価に反映され、この懸念分だけ、本質的価値よりも安くなる。これを、「コングロマリット・ディスカウント」と呼ぶ。かつて、イトーヨーカドーは割安株、その子会社のセブン-イレブンは成長株とみられ、同業よりも割高な株価だった。ところが持ち株会社「セブン&アイ・ホールディングス」に統合後、新社は、統合前の理論的価格に比べ下落してしまった。これは、統合により、割安株でも成長株でもなくなり、加えてコングロマリット・ディスカウントが起きたため、と分析されている。
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