コアラが見ている
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/12 01:50 UTC 版)
『月刊ホラーM』1999年10月号掲載。 千之の妻がコアラに対して否定的な意見を言ったことをヒントにした作品。 あらすじ ある日由香利の家に差出人不明のコアラのぬいぐるみが届く。友人の宮麻に相談して預けてもらったところ、その宮麻が何者かにめった刺しにされる。病院の廊下にいると、コアラと名乗る者から電話がかかってきて、由香利の自宅の前にコアラのぬいぐるみがあった。拾い上げるとコアラの目のあたりに人間の目があるように見えた。 ファミレスでアルバイトをしている友人の彩美に相談したところ、彩美が先輩から「コアラというあだ名の男子生徒が、好きな子にコアラのぬいぐるみを送っては捨てられているうちに自殺してしまった」といううわさを聞いたことを聞く。 由香利が途方に暮れていたところに、コアラが尊大な態度で"至高の愛"を求めてきた。由香利がそれを拒絶すると、コアラの口から金づちを持った人間の腕が出てきて、ガラスをたたき割った。首を絞められそうになった由香利はハサミでコアラをめった刺しにした。ショックを受けたコアラはベランダから飛び降りたが、落ちた地点は血が飛び散ってはいたものの、コアラのぬいぐるみは空っぽだった。
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