ケーラーポテンシャルとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > ケーラーポテンシャルの意味・解説 

ケーラーポテンシャル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 06:13 UTC 版)

ケーラー多様体」の記事における「ケーラーポテンシャル」の解説

K {\displaystyle K} を複素多様体とする。 ρ ∈ C ∞ ( K ; R ) {\displaystyle \rho \in C^{\infty }(K;\mathbb {R} )} について、閉(1,1)形式 ω = i 2 ∂ ∂ ¯ ρ {\displaystyle \omega ={\frac {i}{2}}\partial {\bar {\partial }}\rho } が正定値である(つまり、ケーラー形式である)とき、 ρ {\displaystyle \rho } を強多重劣調和函数という。 ここに ∂ , ∂ ¯ {\displaystyle \partial ,{\bar {\partial }}} はドルボー作用素である。函数 ρ {\displaystyle \rho } は ケーラーポテンシャル と呼ばれる逆にポアンカレの補題使えば任意のケーラー計量局所的にこのように表示できる。 すなわち、 ( K , ω ) {\displaystyle (K,\omega )} をケーラー多様体とすると、任意の点 p ∈ K {\displaystyle p\in K} に対して 、 p {\displaystyle p} の近傍 U {\displaystyle U} と函数 ρ ∈ C ∞ ( U , R ) {\displaystyle \rho \in C^{\infty }(U,\mathbb {R} )} が存在し、 ω | U = i ∂ ∂ ¯ ρ {\displaystyle \omega \vert _{U}=i\partial {\bar {\partial }}\rho } となる。このとき、 ρ {\displaystyle \rho } は (局所)ケーラーポテンシャル と呼ばれる

※この「ケーラーポテンシャル」の解説は、「ケーラー多様体」の解説の一部です。
「ケーラーポテンシャル」を含む「ケーラー多様体」の記事については、「ケーラー多様体」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ケーラーポテンシャル」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ケーラーポテンシャル」の関連用語

ケーラーポテンシャルのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ケーラーポテンシャルのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのケーラー多様体 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS