グラディアトゥールとは? わかりやすく解説

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グラディアトゥール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/12 00:54 UTC 版)

グラディアトゥールGladiateur1862年 - 1876年)は、フランスで生まれた競走馬イギリスで調教され史上2頭目、フランス産馬として初のイギリスクラシック三冠馬となり、「第2のエクリプス」と呼ばれた。ダービーステークスを制するなどイギリスで大活躍したことにより、フランスで国民的人気を博した。同国のパリロンシャン競馬場正門にはグラディアトゥールの銅像が建てられている。


グラディアトゥール血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 エクリプス系
[§ 2]

Monarque
1852 鹿毛
父の父
The Emperor
1841 栗毛
Defence Whalebone
Defiance
Reveller Mare Reveller
Design
父の母
Poetess
1838 鹿毛
Royal Oakフランス語版 Catton
Smolensko Mare
Ada Whisker英語版
Anna Bella

Miss Gladiator
1854 鹿毛
Gladiator
1833 栗毛
Partisan Walton
Parasol
Pauline Moses英語版
Quadrille
母の母
Taffrail
1845 青毛
Sheet Anchor Lottery
Morglana
The Warwick Mare Merman
Ardrossan Mare
母系(F-No.) 5号族(FN:5-h) [§ 3]
5代内の近親交配 Whalebone S4×M5, Defiance S4×S5, Waxy S5×S5, Penelope S5×S5, Tramp S5×M5 [§ 4]
出典
  1. ^ JBISサーチ[13]およびnetkeiba.com[14]
  2. ^ netkeiba.com[14]
  3. ^ JBISサーチ[13]およびnetkeiba.com[14]
  4. ^ JBISサーチ[13]

注釈

  1. ^ 勝った Chattanooga の斤量は8ストーン10ポンドであった[1][3]。現在の定義でメートル法に換算すると、それぞれおよそ58.1キログラムと55.3キログラムとなる。
  2. ^ 当時フランス国内のほとんどのレースにはイギリス産馬が出走できなかった。この制限は第二次世界大戦後まで続いた。
  3. ^ なおレース後、レガリアの馬主が「グラディアトゥールは年齢を詐称した4歳馬ではないか」と疑って口を検めたいと主張したが、ラグランジュ伯がすぐに応じたため取り下げた[6]。これは馬は歯で年齢がわかるため。
  4. ^ ケント州エルタム英語版のミドルパーク牧場などを所有し、1862年のダービーキャラクタクス英語版や1867年のダービー馬ハーミットを生産した人物。大金を投じて馬を購入することでも知られ、グラディアトゥールの他にも1852年のグッドウッドカップ勝ち馬キングストンに3000ギニー、1857年ダービー・オークスの二冠牝馬ブリンクボニー英語版に5000ギニー、1864年の二冠馬ブレアーアソールに5000ギニーを支払った[12]

出典

  1. ^ a b c d Black 1886, pp. 147–148.
  2. ^ a b Johnson, R. (1865). “NEWMARKET SECOND OCTOBER” (英語). The Racing Calendar (York: Racing Calendar and Turf Register Office) 43: 395-409. https://books.google.co.jp/books?id=fjYPAAAAYAAJ&q=Gladiateur 2022年9月3日閲覧。. 
  3. ^ a b Johnson, R. (1865). “NEWMARKET HOUGHTON” (英語). The Racing Calendar (York: Racing Calendar and Turf Register Office) 43: 416-435. https://books.google.co.jp/books?id=fjYPAAAAYAAJ&q=Criterion 2022年9月3日閲覧。. 
  4. ^ Black 1886, pp. 148–149.
  5. ^ a b Black 1886, p. 151.
  6. ^ a b c Black 1886, p. 153.
  7. ^ a b c d Black 1886, p. 152.
  8. ^ Weatherby, C.; Weatherby, E.; Weatherby, J. (1866). “NEWMARKET CRAVEN MEETING” (英語). The Racing Calendar (London: C., J., and E. Weatherby) 94: 41-51. https://books.google.co.jp/books?id=fewNAAAAQAAJ&q=newmarket%20%20craven%20meeting 2022年9月3日閲覧。. 
  9. ^ Weatherby, C.; Weatherby, E.; Weatherby, J. (1866). “PARIS SPRING MEETING” (英語). The Racing Calendar (London: C., J., and E. Weatherby) 94: app.2-app.6. https://books.google.co.jp/books?id=fewNAAAAQAAJ&q=paris%20spring%20meeting 2022年9月3日閲覧。. 
  10. ^ Weatherby, C.; Weatherby, E.; Weatherby, J. (1866). “ASCOT SUMMER MEETING” (英語). The Racing Calendar (London: C., J., and E. Weatherby) 94: 141-152. https://books.google.co.jp/books?id=fewNAAAAQAAJ&q=ascot%20summer%20meeting 2022年9月3日閲覧。. 
  11. ^ Weatherby, C.; Weatherby, E.; Weatherby, J. (1866). “PARIS AUTMUN MEETING” (英語). The Racing Calendar (London: C., J., and E. Weatherby) 94: app.39-app.41. https://books.google.co.jp/books?id=fewNAAAAQAAJ&q=paris%20autumn%20meeting 2022年9月3日閲覧。. 
  12. ^ a b c Boase, George Clement (1886). "Blenkiron, William" . In Stephen, Leslie (ed.). Dictionary of National Biography (英語). 5. London: Smith, Elder & Co. pp. 212–213.
  13. ^ a b c 血統情報:5代血統表|Gladiateur(FR)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年8月18日閲覧。
  14. ^ a b c Gladiateurの血統表 | 競走馬データ”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2022年8月18日閲覧。


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