クーロンブロッケード温度計
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/20 09:01 UTC 版)
「クーロンブロッケード」の記事における「クーロンブロッケード温度計」の解説
典型的なクーロンブロッケード温度計は、多数の金属島を薄い障壁層で一列に接続したものである。島と島の間にはトンネル接合が形成されるので、電圧が印加されると電子は接合を通り抜けてゆく。トンネル頻度、すなわち伝導度は系の温度および島の静電エネルギーに依存する。 クーロンブロッケード温度計はトンネル接合アレイの伝導特性を利用した一次温度計である。微分伝導度の極小の半値全幅が V 1 / 2 = 5.439 N k B T / e {\displaystyle V_{1/2}=5.439Nk_{B}T/e} と表されることから、その測定値と基礎定数を用いて絶対温度の値を得ることができる。
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