クリス・グレン (ミュージシャン)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > クリス・グレン (ミュージシャン)の意味・解説 

クリス・グレン (ミュージシャン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/28 04:00 UTC 版)

クリス・グレン
Chris Glen
出生名 クリストファー・ジョン・グレン
Christopher John Glen
生誕 (1950-11-06) 1950年11月6日
イギリスグラスゴー
出身地 イギリスペイズリー
ジャンル ハードロックヘヴィメタル
担当楽器 ベース
活動期間 1969年 - 現在
共同作業者 マイケル・シェンカー・グループ
センセーショナル・アレックス・ハーヴェイ・バンド
GMT
パーティー・ボーイズ
クリス・グレン&ジ・アウトフィット

クリス・グレン(Chris Glen、1950年11月6日-)は、スコットランド出身のミュージシャン、ベーシスト。マイケル・シェンカー・グループなどで活動していた[1]

経歴

生い立ち

1950年11月6日グラスゴーで生まれ、ペイズリーで育つ。

初期-センセーショナル・アレックス・ハーヴェイ・バンド(1969-1980)

1969年にザ・ジェイドというバンドに加入し、ベーシストとしてのキャリアが始まった。後にバンドはマスタード、ティアー・ガスに改名後、1970年にファースト・アルバム『Piggy Go Getter』をリリース、1971年には後に様々なバンドで共に活動するテッド・マッケンナが加入し、アルバム『Tear Gas』をリリースした[2]

1972年、グレンと同じスコットランド出身のアレックス・ハーヴェイとティアー・ガスのメンバーでセンセーショナル・アレックス・ハーヴェイ・バンド(SAHB)」を結成。ヨーロッパ・ツアーを開始する予定だったが、ハーヴェイは1977年にバンドを脱退し、バンドはアルバム『Rock Drill』のリリース直前に解散した。

ジョン・マーティン

1979年にギタリストのジョン・マーティンとグラストンベリーで共演。グレンはマーティンのアルバム『Grace and Danger』にも参加している。

マイケル・シェンカー・グループ(1980-1984)

マウンテン・マネージメントとのレコード契約が切れた後、他のアーティストと共演するようになった彼は、1980年、スコーピオンズUFOで活動したドイツのロック・ギタリスト、マイケル・シェンカーを紹介されてマイケル・シェンカー・グループに加入。『神話』、『飛翔伝説 MSG武道館ライヴ』、『黙示録』、『限りなき戦い』、『ロック・ウィル・ネヴァー・ダイ』のレコーディングに参加した。1984年にシェンカーの酒とドラッグによる問題行動に耐えられず脱退した。

GMT(グレン/マッコーリー/テイラー)(1985)

1985年、MSGを脱退してすぐにロビン・マッコーリー、フィル・テイラー(モーターヘッド)、ブライアン・ロバートソン(シン・リジィ)らとバンド「GMT」を結成。バンドは『Wargames』という4曲入りのEPをリリースして年内に解散。解散後はテレビやラジオのセッション・ワークや、ロンドンでバスの運転手をしていた。

イアン・ギラン・バンド(1990)

1990年ディープ・パープルイアン・ギランからの誘いを受けてイアン・ギラン・バンドに加入。バンドにはテッド・マッケンナも参加した。アルバム『Naked Thunder』のプロモーションのためのワールド・ツアーに乗り出し、後にイギリスのノッティンガムで撮影されたライブDVDがリリースされた。

パーティー・ボーイズ-SAHB再結成(1991-2008)

1991年、テッド・マッケンナを中心に結成されたスーパーグループ、パーティー・ボーイズに加入。

このバンドは2年間活動したが、メンバー全員がセンセーショナル・アレックス・ハーヴェイ・バンド出身だったため、スティーヴィー・ドハーティをヴォーカルに迎えてバンドを再結成することを決めた。1995年に解散するが、2002年に元ナザレスのビリー・ランキンをボーカルに迎えて再結成。2008年にザル・クレミンソンの脱退により解散。

クリス・グレン&ジ・アウトフィット(2008-2020)

2008年、ドゥギー・ホワイト(ボーカル、元レインボー)、マックス・マクスウェル(センセーショナル・アレックス・ハーヴェイ・バンド)、ブライアン・マクフィー(ギター、元マリアンヌ・フェイスフル)、ロス・マクファーレン(ドラム、元テキサス)を迎え、自身のバンド「クリス・グレン&ジ・アウトフィット」を結成。

このバンドではオリジナル曲はリリースせず、グレンが在籍したセンセーショナル・アレックス・ハーヴェイ・バンド、マイケル・シェンカー、イアン・ギランの楽曲を演奏した。

マイケル・シェンカー・グループ復帰(2008-2010)

2008年、マイケル・シェンカー・グループに復帰し、2010年のアルバム『In the Midst of Beauty』のプロモーション・ツアーに参加。グレンのMSGでのツアー参加は1984年以来だった。また、同年のマイケル・シェンカーのソロ・アルバム『Temple of Rock』でも2曲を演奏している。この間にイギリス、日本で数回のツアーを行い、ヨーロッパでもいくつかの公演を行った。

グウィン・アシュトン-ポール・ローズ(2004)

2004年、ギタリストのグウィン・アシュトン、テッド・マッケンナと共にアルバム『Prohibition』を制作した。その後、マッケンナと共にポール・ローズとも活動し、ポールにライヴへの参加を依頼されたが断り脱退した。

カフェ・ジャックス(2010)

2010年、再結成されたカフェ・ジャックスに加入。

スティール・サークル

AC/DCなどで活動したドラマーのクリス・スレイドから依頼を受けて、彼が結成したバンド「スティール・サークル」のヨーロッパ・ツアーに参加。このツアーは、スレイドの音楽活動50周年を記念したものだった。

マイケル・シェンカー・フェスト(2016-2022)

2016年、テッド・マッケンナと共にマイケル・シェンカー・フェストに加入、マイケル・シェンカーと再び活動する。2018年にアルバム『Resurrection』を、2019年に『Revelation』をリリースし、来日公演にも参加した。2022年、マイケル・シェンカー・フェストがMSGで活動を再開する時に脱退。

自伝執筆

2018年、作家で元SAHBのマネージャー、マーティン・キルティと共同で自伝『The Bass Business』を出版、それなりの成功と売上を記録した。2冊目の本が出るという話もあるが、これについてはまだ何も確定していない。

脚注

  1. ^ Barend Courbois (Blind Guardian) On Bass – Michael Schenker Himself”. michaelschenkerhimself.com. 2023年11月25日閲覧。
  2. ^ Tear Gas Songs, Albums, Reviews, Bio & More” (英語). AllMusic. 2023年11月25日閲覧。

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  クリス・グレン (ミュージシャン)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「クリス・グレン (ミュージシャン)」の関連用語

クリス・グレン (ミュージシャン)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



クリス・グレン (ミュージシャン)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのクリス・グレン (ミュージシャン) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS