クリス・グレイリングとは? わかりやすく解説

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クリス・グレイリング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/04 13:22 UTC 版)

クリス・グレイリング
The Lord Grayling
生年月日 (1962-04-01) 1962年4月1日(63歳)
出生地 イギリス
イングランド ロンドン
出身校 ケンブリッジ大学シドニー・サセックス校英語版
前職 BBCニュースプロデューサー
チャンネル4編集者
BBCセレクト英語版事業開発マネージャー
テレビ関係会社経営者
バーソン・マーステラー広報コンサルタント
所属政党 保守党 (1988年から)
社会民主党 (1988年まで)
配偶者 スーザン・ディリストーン (1988年結婚)
子女 2人
公式サイト [公式ウェブサイト ]

内閣 第1次メイ内閣
第2次メイ内閣
在任期間 2016年7月14日 - 2019年7月24日

内閣 第2次キャメロン内閣
在任期間 2015年5月9日 - 2016年7月14日

内閣 第1次キャメロン内閣
在任期間 2012年9月4日 - 2015年5月9日

内閣 第1次キャメロン内閣
在任期間 2010年5月13日 - 2012年9月4日

影の内務大臣英語版
内閣 キャメロン影の内閣英語版
在任期間 2009年1月19日 - 2010年5月11日

その他の職歴
影の労働・年金大臣英語版
(2007年7月2日 - 2009年1月19日)
影の運輸大臣英語版
(2005年12月6日 - 2007年7月2日)
影の庶民院院内総務英語版
(2005年5月10日 - 2005年12月6日)
エプサム・アンド・ユーウェル選挙区英語版
選出庶民院議員

(2001年6月7日 - 2024年5月30日)
貴族院議員
(2024年8月20日 - )
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アシュラッドのグレイリング男爵クリストファー・スティーヴン・グレイリングChristopher Stephen Grayling, Baron Grayling, PC ,1962年4月1日 - ) は、2016年から2019年まで運輸大臣を務めた保守党所属のイギリスの政治家であり、作家2001年から2024年までエプサム・アンド・ユーウェル選挙区英語版選出庶民院議員を務めていた。2024年から一代貴族として貴族院議員。政界入り以前は、テレビ業界や映画業界で働いていた。

生い立ち

ロンドンで生まれ、バッキンガムシャーで育つ。ケンブリッジ大学を卒業後、BBCニュースのプロデューサーとして働く[1]2001年の総選挙でエプサム・アンド・ユーウェル選挙区から初当選して下院議員として活動する。2005年5月マイケル・ハワード 保守党党首のもとで影の庶民院院内総務を務める。デービィッド・キャメロンが保守党党首に就任した2005年12月に影の運輸大臣に任命された。2007年7月から影の雇用年金大臣を務め、2009年1月から2010年5月まで影の内務大臣を務める[2]2010年の総選挙で保守党が勝利した後の成立した、第1次キャメロン内閣では労働副大臣に任命された。[3][リンク切れ]2012年9月の内閣改造ではケネス・クラークに代わって大法官および司法大臣に任命された。グレイリングは非法律家としては440年ぶりに、大法官に任命された。伝えられるところによれば、同様に非法律家で大法官に就任したのはシャフツベリ伯爵アントニー・アシュリー=クーパー(1672年 - 1673年)以来となる[4][リンク切れ]しかし、シャフツベリ伯は1638年にリンカーン法曹院で資格を得ている[5]2015年の総選挙で保守党が与党の座を守った後、庶民院院内総務枢密院議長となる[1]2016年のイギリス保守党党首選挙ではテリーザ・メイを支援した。[6]その後成立したメイ内閣では運輸大臣に就任した。[7][8]2023年10月、グレイリングは前立腺癌が見つかったため、2024年イギリス総選挙での再選を求めないと発表した。[9]庶民院議員を引退した後、2024年8月20日に一代貴族であるサリー州アシュテッドのグレイリング男爵に叙せられ貴族院議員に就任した。[10][11]

私生活

グレイリングは1987年にスーザン・クレア・ディリストーンとサリーで結婚した。夫妻には娘(1992年生)と息子(1996年生)がいる。一家は自らの選挙区に住んでいる。

著書

  • The Bridgewater Heritage: The Story of Bridgewater Estates by Chris Grayling, 1983, Bridgewater Estates PLC
  • A Land Fit for Heroes: Life in England After the Great War by Christopher Grayling, 1985, Buchan & Enright ISBN 0-907675-68-9
  • Holt's: The Story of Joseph Holt by Christopher Grayling, 1985, Joseph Holt PLC
  • Just Another Star?: Anglo-American Relations Since 1945 by Christopher Grayling and Christopher Langdon, 1987, Virgin Books ISBN 0-245-54603-0
  • Insight Guide Waterways of Europe contribution by Chris Grayling, 1989, Apa Publications ISBN 0-88729-825-7

参照

  1. ^ a b About ChrisChris Grayling, Conservative MP for Epsom and Ewell
  2. ^ Chris GraylingBiography, Politics.co.uk
  3. ^ Her Majesty’s Government”. Number10.gov.uk (2010年5月19日). 2010年11月13日閲覧。
  4. ^ Queen’s speech sketch: ceremony changes”. scotsman.com. 2013年5月8日閲覧。
  5. ^ COOPER, Sir Anthony Ashley, 2nd Bt. (1621-83), of Wimborne St. Giles, Dorset and The Close, Salisbury, Wilts. | History of Parliament Online” (英語). www.historyofparliamentonline.org. 2025年4月4日閲覧。
  6. ^ Kirkup, James (2016年7月11日). “Chris Grayling, Theresa May's right-hand man, is the only real winner of the Brexit campaign” (英語). The Telegraph. ISSN 0307-1235. https://www.telegraph.co.uk/news/2016/07/11/chris-grayling-theresa-mays-right-hand-man-is-the-only-real-winn/ 2025年4月4日閲覧。 
  7. ^ Rampen, Julia (2016年7月14日). “Theresa May’s first Cabinet at a glance” (英語). New Statesman. 2025年4月4日閲覧。
  8. ^ Mason, Rowena (2016年12月19日). “Chris Grayling: Tory in combative mood to deal with rail union bosses” (英語). The Guardian. ISSN 0261-3077. https://www.theguardian.com/politics/2016/dec/19/chris-grayling-tory-combative-mood-deal-with-rail-union-bosses 2025年4月4日閲覧。 
  9. ^ “Surrey MP Chris Grayling to step down after cancer diagnosis” (英語). (2023年10月6日). https://www.bbc.com/news/uk-england-surrey-67034851 2025年4月4日閲覧。 
  10. ^ Theresa May and 'bionic' MP Craig Mackinley awarded peerages” (英語). www.bbc.com (2024年7月4日). 2025年4月4日閲覧。
  11. ^ Page 16458 | Issue 64498, 27 August 2024 | London Gazette | The Gazette” (英語). www.thegazette.co.uk. 2025年4月4日閲覧。

外部リンク

グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国議会
先代
アーチー・ハミルトン
エプソム・アンド・イーウェル選挙区
選出庶民院議員

2001年 - 2024年
次代
ヘレン・マグワイア
公職
先代
ティム・ヨー
影の運輸大臣
2005年 - 2007年
次代
テリーザ・ビリアーズ
先代
フィリップ・ハモンド
影の雇用年金大臣
2007年 - 2009年
次代
テリーザ・メイ
先代
ドミニク・グリーブ
影の内務大臣
2009年 - 2010年
次代
アラン・ジョンソン
先代
ジム・ナイト
Minister of State for Employment and Welfare Reformとして
労働副大臣
2010年 - 2012年
次代
マーク・ホバン
先代
ケネス・クラーク
司法大臣
2012年 - 2015年
次代
マイケル・ゴーヴ
大法官
2012年 - 2015年
先代
ウィリアム・ヘイグ
庶民院院内総務
2015年 - 2016年
次代
デイヴィッド・リディントン英語版
先代
ニック・クレッグ
枢密院議長
2015年 - 2016年
先代
パトリック・マクローリン英語版
運輸大臣
2016年 - 2019年
次代
グラント・シャップス英語版



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