静止軌道とは? わかりやすく解説

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静止軌道

(クラーク軌道 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/24 06:42 UTC 版)

静止軌道(せいしきどう、geostationary orbit)は、対地同期軌道 (geosynchronous orbit) の一種で、(赤道面を基準面として)軌道傾斜角0度、離心率ゼロ(真円)、自身の公転周期と母星の自転周期[注釈 1]が等しい軌道である。この軌道を回る衛星は惑星の赤道上を自転と同期して移動し、地上からは天空の一点に止まっているように見えるため、通信衛星放送衛星気象衛星によく用いられている。GEO[注釈 2]と略されることもある。静止軌道の(人工の)衛星静止衛星という。


注釈

  1. ^ 地球とその衛星の場合、23時間56分4秒。
  2. ^ geosynchronous equatorial orbit(対地同期赤道上軌道)、また地球のそれの場合はgeostationary earth orbit(対地静止軌道)
  3. ^ 地球赤道上での地表自転速度はおよそ1,700km/hである。
  4. ^ この欠点を補う手法として、準天頂衛星軌道を使う手法がある。
  5. ^ 遠地点(Apogee, アポジ)で推力を出す(キックする)エンジン(モーター)の意。

出典



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