クラドニ図形とは? わかりやすく解説

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クラードニ‐ずけい〔‐ヅケイ〕【クラードニ図形】

読み方:くらーどにずけい

の上に砂などの細粒ばらまき音響などによる機械的振動加えたときにできる図形共鳴によって振動する部分(腹)と振動しない部分(節)が生じ振動しない部分細粒が集まることで幾何学的な図形になる。17世紀フック発見し、のちにクラードニの著書紹介された。クラドニ図形。


クラドニ図形

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/11 06:27 UTC 版)

四角形平板に生じるクラドニ図形。ここで振動は平板中心にスピーカーなどの振動元を接続している。
より高い共鳴周波数で現れる図形。

クラドニ図形(Chladni figure)は、ドイツの物理学者エルンスト・クラドニの名にちなんだ図形であり、物体の固有振動可視化する方法である。この図形は1680年7月8日、ロバート・フックによって見出された後、1787年にクラドニの著書に初めて記載された[1]

金属・プラスチック・ガラス・ボウルなどにピンと張ったラップなどの平面にスピーカーなどで振動を与え音程を変えると、共鳴周波数において平面の強く振動する部分と、振動の節となり振動しない部分が生じる。ここへ例えば塩や砂などの粒体を撒くと、振動によって弾き飛ばされた粒体が節へ集まることで、幾何学的な模様が観察される。

波長が短くなる(音が高くなる)ほど現れる幾何学模様の構造も細かいものになる。平面に用いる材料が均質でない場合はそれに応じて、現れる幾何学模様も影響を受ける。

例えばギターの背面についてもこのクラドニ図形が観察されている。

ギター背面に生じるクラドニ図形

関連項目

脚注

  1. ^ Entdeckungen über die Theorie des Klanges ("Discoveries in the Theory of Sound")

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