キユとは? わかりやすく解説

き・ゆ【消ゆ】

読み方:きゆ

[動ヤ下二「きえる」の文語形


き‐ゆ【××窬】

読み方:きゆ

[名](スル)隙(すき)をうかがいねらうこと。


き‐ゆ【××覦】

読み方:きゆ

[名](スル)身分不相応なことをうかがい望むこと。

鴃舌(げきぜつ)の蛮夷(ばんい)神州を—しに来たかと疑猜(うたが)い憤りて」〈露伴寝耳鉄砲


松井勝法

(キユ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/18 06:03 UTC 版)

まつい かつのり
松井 勝法
別名義 松井かつのり[1]
キユ[1]
生誕 (1978-01-11) 1978年1月11日(47歳)
日本三重県
国籍 日本
職業 漫画家
活動期間 1997年 -
ジャンル 少年漫画青年漫画
代表作 ソムリエール
テンプレートを表示

松井 勝法(まつい かつのり)は、日本漫画家三重県いなべ市出身[2]。かつてのペンネーム松井かつのりキユがある。

略歴

1996年、三重県立川越高等学校卒業。1997年、松井かつのり名義で『赤マルジャンプ』掲載の「セピア」でデビュー[1]。同名義で1本の読切を発表後、ペンネームをキユに変更する[1]

2000年に『週刊少年ジャンプ (WJ)』 誌上において「ロケットでつきぬけろ!」で連載デビューを果たすが、10週で打ち切りとなる。同作は奇想天外なストーリーと共にユニークな雑誌巻末コメントによって注目を集めた[1]

2002年に『WJ』で「NUMBER10」の連載を開始するが、再び10週で連載が終了。『NUMBER10』の単行本巻末ページにおいて、次回作「邪道マサムネ」(読切「STRIPE」のリメイク)の予告がされたが、結局連載は実現しなかった(実際の次回作は読切「ゲット☆ア☆ラック!」)。その後、栗原正尚アシスタントなどをしながら、新連載の準備を始める[3]

2006年、ペンネームをキユから本名に変更し、23号(11月1日発売号)より「ソムリエール」(原作:城アラキ、監修:堀賢一)を『ビジネスジャンプ』で連載開始。2011年、雑誌休刊に伴い『グランドジャンプ』公式サイトでWEB連載となる。

人物

「ロケットでつきぬけろ」打ち切り間もない『週刊少年ジャンプ』2000年45号の巻末コメントでは武井からねぎらいの言葉を掛けられ、『重機人間ユンボル』ではワインボトルのラベルに「MATSUI-KATSUNORI」の表示が見られる[4]。また栗原からは漫画家としての力量だけでなく「真面目で礼儀正しくてユーモア溢れるさわやか好青年」と人格面でも高く評価されている[3]

ブラジリアン柔術が趣味。総合格闘技ジム「パラエストラ東大阪」に所属しており、アマチュア大会への出場経験もある。

漫画家の河野慶と交流があり、ブログに頻繁にその名が登場していた。

弟の松井明紀は地元三重県の四日市市インディーズバンド「スプーンタップ」・「国際ノンルーフ楽団」のリーダー兼メンバーだった[2][5][6]

作品リスト

連載

  • ロケットでつきぬけろ!(『週刊少年ジャンプ』2000年34 - 同年44号、全1巻) - 「キユ」名義
  • NUMBER10(『週刊少年ジャンプ』2002年25 - 同年34号、全1巻 - 「キユ」名義
  • ソムリエール(『ビジネスジャンプ』 2006年No.23 - 2011年No.21・22、『グランドジャンプ』WEBサイト2011年10月26日 - 2012年10月24日) - 原作:城アラキ/監修:堀賢一
  • ハナカク-The Last Girl Standing-(『月刊コミックゼノン』 2013年10月号 - 2015年7月号、全4巻)
  • 天竜牌 (『マンガボックス』WEBサイト2016年8月23日 - 2017年8月8日、全3巻) - 原作:杉井光
  • まいにちおはよき (『モチコミ』WEBサイト2019年3月3日 - 2019年7月から連載休止)

読切

  • セピア(『赤マルジャンプ』1997 WINTER)※「松井かつのり」名義
  • プラチナ -Hello! Fantastic Fomula-(『赤マルジャンプ』1998 WINTER) - 「松井かつのり」名義
  • CandySprinter(『赤マルジャンプ』1999 SPRING) - 「キユ」名義
  • STRIPE(『週刊少年ジャンプ』2001年28号) - 「キユ」名義
  • ゲット☆ア☆ラック!(『赤マルジャンプ』2003 WINTER) - 「キユ」名義
  • ソムリエール 特別編(『BJ魂』2007年35号、同年37号、同年38号、2008年41号) - 原作:城アラキ/監修:堀賢一
  • O-girl(『ビジネスジャンプ』2010年No.10)
  • O-girl(『BJ魂』2010年53号)
  • 心配怪盗 NO FACE(『週刊ヤングジャンプ』2011年1号) - 原作:稲垣理一郎
  • 渇望のニーナ(『週刊ヤングジャンプ』2012年26号)
  • αケンタウリ動物園(『ジャンプ改』2014年2月号、同年3月号) - 原作:稲垣理一郎[7]
  • 天辺の寿司(『グランドジャンプPREMIUM』2015年9月号、『グランドジャンプ』2016年4号) - 原作:早川光[8]
  • 書け小町(『マガジンSPECIAL』2016年1号)[9]

関連人物

脚注

  1. ^ a b c d e まんがseek・日外アソシエーツ共著『漫画家人名事典』日外アソシエーツ、2003年2月25日初版発行、ISBN 4-8169-1760-8、127頁
  2. ^ a b 巻末コメント『週刊少年ジャンプ』(集英社)2001年28号
  3. ^ a b c 栗原正尚 (2006年10月18日). “おめでとう松井勝法先生!”. 怨み屋本舗. 2009年4月25日閲覧。
  4. ^ 武井宏之「第一工程「生まれるユンボル」」『重機人間ユンボル』集英社〈ジャンプ・コミックス〉2007年5月7日初版発行、ISBN 978-4-08-874377-6、47頁
  5. ^ 外部リンク webcache.googleusercontent.comからのアーカイブ、1 Apr 2017 01:44:33 UTC閲覧。
  6. ^ 外部リンク webcache.googleusercontent.comからのアーカイブ、1 Apr 2017 01:47:15 UTC閲覧。
  7. ^ 稲垣理一郎×松井勝法、宇宙人に連れ去られた学生描く読切” (2014年1月10日). 2022年8月6日閲覧。
  8. ^ 松井勝法×早川光、出張専門の寿司屋を描く読み切りをグラジャンPで” (2015年8月26日). 2022年8月6日閲覧。
  9. ^ マガSPで声優のリアルな現場を描く新連載が始動、「ギャングキング」特集も” (2015年12月20日). 2022年8月6日閲覧。
  10. ^ 巻末コメント『週刊少年ジャンプ』2002年28号 集英社
  11. ^ 巻末コメント『週刊少年ジャンプ』2000年45号 集英社
  12. ^ 巻末コメント『週刊少年ジャンプ』2000年42号 集英社
  13. ^ 巻末コメント『週刊少年ジャンプ』2000年46号 集英社

外部リンク



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「キユ」の関連用語

キユのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



キユのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの松井勝法 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS