ガンマーグロブリン大量療法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 11:47 UTC 版)
「新生児黄疸」の記事における「ガンマーグロブリン大量療法」の解説
この治療法は交換輸血と同程度の効果があり、交換輸血の頻度は大幅に減少している。この治療法は、ITP(特発性血小板減少性紫斑病)の治療にヒントを得て行われた。赤血球に抗原抗体反応で結合した抗体(IgG抗体)のFC部分が脾臓や肝臓の細胞にあるFCレセプターと結合して血管外溶血を起こす。それで、大量のガンマーグロブリン1g/kgを点滴静中する事で、このFCレセプターに前もって結合させて、抗体と結合した赤血球がFCレセプターに結合するのをブロックして溶血を防ぐ。
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