ガラス軟骨とは? わかりやすく解説

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しょうし‐なんこつ〔セウシ‐〕【硝子軟骨】

読み方:しょうしなんこつ

軟骨のうち、基質に膠原(こうげん)線維プロテオグリカン多く含み均質無構造で、半透明にみえるもの。もっとも一般的な軟骨で、関節気管咽頭肋骨(ろっこつ)などに存在するヒアリン軟骨

[補説] 軟骨軟骨基質成分によって、硝子軟骨・線維軟骨弾性軟骨区別される


硝子軟骨

(ガラス軟骨 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/09 09:21 UTC 版)

硝子軟骨(しょうしなんこつ、ガラスなんこつ、: hyaline cartilage)とは関節軟骨フランス語版骨端板肋軟骨英語版、気管軟骨、喉頭軟骨などを構成する軟骨。硝子軟骨の基質はゲル状であり、その約70%は電解質を含む水分で構成されている。軟骨細胞は基質中の軟骨小腔内に存在する。

特徴

  • 肋軟骨、関節軟骨、気道軟骨等で観察される。また、発生段階において一時的に存在する硝子軟骨もあり、後に軟骨内骨化によって骨に置き換えられる。
  • 血管が存在しない。
  • Ⅱ型コラーゲンを含む。
  • 軟骨膜に囲まれる。
  • 耐圧性はあるが弾力性は殆ど無い。

参考文献

  • 日本獣医解剖学会編集 『獣医組織学 改訂第二版』 学窓社 2003年 ISBN 4873621135
  • 内山安男 『組織細胞生物学』 南江堂 2006年 ISBN 4524236767 

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