カーボンクラッチ
カーボンコンポジット製の摩擦板を用いたクラッチ。軽量でフェードを起こしにくいが高価なため、レーシングカーの乾式多板クラッチとして用いられる。しかし、市販のポルシェカレラGTはこれを採用する。クラッチカバーと一体に回転するドライブプレートとクラッチハブと一体に回転するドリブンプレートを交互に重ね、プレッシャープレートで摩擦力を発生させるための面圧が加えられる。直径を小さくし、クランク中心からオイルパンの底までの距離を短縮すると同時に回転慣性モーメントを低減する。このため摩擦面積を確保すべく多板式が採用される。
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