マルコー・カーロイとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > マルコー・カーロイの意味・解説 

マルコー・カーロイ

(カルロ・マルコ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/10 11:17 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
この項目では、ハンガリー語圏の慣習に従い、名前を姓名順で表記していますが、インド・ヨーロッパ語族風にカーロイ・マルコーと表記することもあります。(Template:ハンガリー人の姓名
マルコー・カーロイ
Markó Károly
自画像
生誕 1791年9月25日
現スロバキア,レヴォチャ
死没 1860年11月19日
イタリア,フィレンツェ

イタリアでカルロ・マルコ(Carlo Marco il Vecchio)と呼ばれたマルコー・カーロイ(Markó Károly、1791年9月25日 - 1860年11月19日)はハンガリー生まれの風景画家である。1832年から主にイタリアで活動した。同名の画家の息子( Markó Károly il Giovane:1822–1891)と区別するために「il Vecchio(the Elder)」が付加されることもある。

略歴

現在のスロバキアレヴォチャで生まれた。10代になったころには絵画に興味があったが、1812年から1818年までペシュトクルジュ=ナポカでエンジニアとして修業をし、スタラー・リュボフニャやロジュニャバで技師として働いた[1]。ロジュニャバで絵を描き始め、1818年にペシュトに移り、絵を学び4年後、ウィーンに移りウィーン美術アカデミーに入学し、歴史画や風景画を学んだ。

1826年からアイゼンシュタットに住み、画商の依頼でエステルハージ宮殿の美術品の模写をした。地方の銀行家の支援を受けるようになり、ハンガリーのヴィシェグラードで風景画を描き、この絵はよく知られている作品になった。

1832年からイタリアを旅し、フィレンチェヴェネツィアボローニャローマを訪れた。ローマでは画家のヨーゼフ・アントン・コッホや彫刻家のベルテル・トルバルセンと知り合い、オーストリアやイタリアの貴族から仕事を得た。1838年にローマでマラリアにかかり、ピサに移った。1840年にフィレンチェの美術アカデミーの教授に選ばれた。フィレンツェで人気のある画家になり、フィレンツェに定住し、ハンガリーには、1853年に一度帰っただけだった。

フィレンチェで没した。息子のマルコー・カーロイ(Markó Károly(il Giovane):1822–1891)、 マルコー・アンドラーシュ(Markó András: 1824–1895)、マルコー・フェレンツ(Markó Ferenc: 1832–1874)も画家になった[2]

作品

脚注

  1. ^ Markó Károly the Elder, su askart.com. URL consultato il 12 gennaio 2019.
  2. ^ Markó, Hungarian family of painters, su wga.hu. URL consultato il 12 gennaio 2019.

参考文献

  • Constantin von Wurzbach: Markó, Karl. In: Biographisches Lexikon des Kaiserthums Oesterreich. 16. Theil. Kaiserlich-königliche Hof- und Staatsdruckerei, Wien 1867, S. 459–467 .
  • Rudolf Müller: Marko, Karl Andreas Gabriel. In: Allgemeine Deutsche Biographie (ADB). Band 20, Duncker & Humblot, Leipzig 1884, S. 387–391.
  • I. Chalupecký–Z. Fallenbüchl: Markó Károly. In: Österreichisches Biographisches Lexikon 1815–1950 (ÖBL). Band 6, Verlag der Österreichischen Akademie der Wissenschaften, Wien 1975, ISBN 3-7001-0128-7, S. 97.



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  マルコー・カーロイのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「マルコー・カーロイ」の関連用語

マルコー・カーロイのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



マルコー・カーロイのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのマルコー・カーロイ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS