カルコンイソメラーゼとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > カルコンイソメラーゼの意味・解説 

カルコンイソメラーゼ

(カルコン-フラバノンイソメラーゼ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/04 07:48 UTC 版)

カルコンイソメラーゼ
識別子
EC番号 5.5.1.6
CAS登録番号 9073-57-8
データベース
IntEnz IntEnz view
BRENDA英語版 BRENDA entry
ExPASy NiceZyme view
KEGG KEGG entry
MetaCyc metabolic pathway
PRIAM profile
PDB構造 RCSB PDB PDBj PDBe PDBsum
遺伝子オントロジー AmiGO / EGO
カルコンイソメラーゼ
4'-ヒドロキシフラバノンと錯体を形成するカルコンイソメラーゼ
識別子
略号 カルコン
Pfam PF02431
InterPro IPR003466
SCOP 1eyp
SUPERFAMILY 1eyp

カルコンイソメラーゼ(Chalcone isomerase、EC 5.5.1.6)は、次の化学反応触媒する酵素である。

カルコンフラバノン

従って、この酵素の基質はカルコンのみであり、生成物はフラバノンのみである。

この酵素はイソメラーゼ、特に分子間リアーゼに分類される。系統名は、フラバノンリアーゼであり、カルコン-フラバノンイソメラーゼとも呼ばれる。フラボノイド生合成に関与する。

ペチュニア(Petunia hybrida)のゲノムは、非常によく似た2つの酵素ChiA及びChiBをコードする遺伝子を含むが、ChiAのみが機能を有するカルコンイソメラーゼをコードしていると考えられている。

構造

2007年末時点で、この分類の7つの三次構造が解かれており、蛋白質構造データバンクには、1EYP1EYQ1FM71FM81JEP1JX01JX1の7つが収録されている。

カルコンイソメラーゼの核は、β(3)-α(2)-β-α(2)-β(3)で構成される2層の二次構造を持つ[1]

出典

  1. ^ Jez JM, Bowman ME, Dixon RA, Noel JP (September 2000). “Structure and mechanism of the evolutionarily unique plant enzyme chalcone isomerase”. Nat. Struct. Biol. 7 (9): 786–91. doi:10.1038/79025. PMID 10966651. 

関連文献




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「カルコンイソメラーゼ」の関連用語

カルコンイソメラーゼのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



カルコンイソメラーゼのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのカルコンイソメラーゼ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS