カランダガン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/30 07:33 UTC 版)
カランダガン | ||||||||||||||||||
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アーガー・ハーン4世の勝負服
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欧字表記 | Calandagan | |||||||||||||||||
品種 | サラブレッド | |||||||||||||||||
性別 | 騸 | |||||||||||||||||
毛色 | 鹿毛 | |||||||||||||||||
生誕 | 2021年1月27日(4歳) | |||||||||||||||||
父 | Gleneagles | |||||||||||||||||
母 | Calayana | |||||||||||||||||
母の父 | Sinndar | |||||||||||||||||
生国 | ![]() |
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生産者 | Haras de Son Altesse l'Aga Khan Scea | |||||||||||||||||
馬主 | アーガー・ハーン4世 | |||||||||||||||||
調教師 | Francis-Henri Graffard(![]() |
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競走成績 | ||||||||||||||||||
生涯成績 | 12戦6勝 | |||||||||||||||||
WBRR | I125 / 2024年[1] | |||||||||||||||||
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カランダガン(英:Calandagan[2])とは、フランス生産・調教の競走馬である。
主な勝ち鞍は、2025年のサンクルー大賞、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス。
戦績
2歳(2023年)
8月12日にドーヴィル競馬場で行われた未勝利戦でデビューするも3着に敗れる。次走は10月31日にシャンティイ競馬場で行われた未勝利戦では勝利を収めてシーズンを終えた。
3歳(2024年)
3月16日にサンクルー競馬場で行われたリステッド競走で始動するも2着に敗れる。しかし、次走のノアイユ賞では直線で馬群を突き抜けて勝利、重賞初制覇を飾った[3]。続いて出走したオカール賞でも、最後の直線で先に抜け出していたトラファルガースクエアを差し切って快勝した[4]。さらに、イギリスに遠征して挑んだロイヤルアスコットのG2キングエドワード7世ステークスでは、大外に持ち出して加速すると後続勢を突き放し6馬身差で圧勝して重賞3連勝を飾った[5]。続くインターナショナルステークスでは、逃げ粘りを図るシティオブトロイをとらえきれず2着に惜敗[6]。さらに、続く英チャンピオンステークスでは伏兵アンマートに差し切られてG1戴冠を逃した[7]。
4歳(2025年)
4月5日メイダン競馬場で行われたドバイシーマクラシックで始動。レースでは後方で脚を溜め、最後の直線では大外から懸命に追い込むもダノンデサイルを捕らえきれずに2着に敗れる。次走のコロネーションカップでも、最後の直線で猛烈な追い上げをみせたがヤンブリューゲルに差し返されてまたもや2着に敗れた[8]。しかし、フランスに帰国して挑んだサンクル―大賞では、残り200mでアヴァンチュールを捕らえるとそのまま突き抜けて3馬身半差で勝利、悲願のG1初制覇を飾った[9]。陣営は次走をキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスに定め[10]、7月26日に予定通り出走した。5頭立ての小頭数となったレースでは最後方で脚を溜めながら道中を進み、最後の直線では先に抜け出したカルパナを外から差し切って優勝した。フランス調教馬及びグラファール調教師にとっては前年のゴリアットに続く同レース連覇となった[11]。7月30日、フランスの競馬専門紙であるパリチュルフ電子版が伝えたところによれば、予定していたイギリスのヨークで8月20日に開催されるインターナショナルステークスを回避したうえで、11月30日に東京競馬場で行われるジャパンカップに参戦するという[12]。このカランダガンのオーナーサイドのレーシングマネジャーはパリチュルフの取材に対して「(前走後の)回復は順調ですが、来月のヨークへの出走は見送りました。カランダガンはGⅠレースを3つ、比較的短い間隔で走っています。年末のビッグレース、特にジャパンCを狙いたいと考えています」とコメントしている[12]。
血統表
カランダガンの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | サドラーズウェルズ系 |
[§ 2] | ||
父
Gleneagles 2012 鹿毛 |
父の父
Galileo1998 鹿毛 |
Sadler's Wells 1981 |
Northern Dancer | |
Fairy Bridge | ||||
Urban Sea 1989 |
Miswaki | |||
Allegretta | ||||
父の母
You'resothrilling2005 黒鹿毛 |
Storm Cat 1983 |
Storm Bird | ||
Terlingua | ||||
Mariah's Storm 1991 |
Rahy | |||
Immense | ||||
母
Calayana 2014 鹿毛 |
Sinndar 1997 鹿毛 |
Grand Lodge 1991 |
Chief's Crown | |
La Papagena | ||||
Sinntara 1989 |
Lashkari | |||
Sidama | ||||
母の母
Clariyn2009 鹿毛 |
Acclamation 1999 |
Royal Applause | ||
Princess Athena | ||||
Clodovina 2004 |
Rock of Gibraltar | |||
Clodora | ||||
母系(F-No.) | 16号族(FN:16) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Northern Dancer4×5=9.38% | [§ 4] | ||
出典 |
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脚注
- ^ 国際競馬統括機関連盟 (IFHA) “The LONGINES World's Best Racehorse Rankings”. 2025年6月30日閲覧。
- ^ “Calandagan | Race Record & Form | Racing Post”. www.racingpost.com. 2025年6月30日閲覧。
- ^ “カランダガンが仏G3ノアイユ賞を快勝、セン馬のためクラシックは出走できず | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2025年6月30日閲覧。
- ^ “仏G3オカール賞、カランダガンが重賞2連勝 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2025年6月30日閲覧。
- ^ “英G2キングエドワード7世S、仏調教馬のカランダガンが圧勝 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2025年6月30日閲覧。
- ^ “ドゥレッツァ5着、英インターナショナルSはシティオブトロイが逃げ切り | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2025年6月30日閲覧。
- ^ “英チャンピオンSは波乱の決着、伏兵アンマートがカランダガンを差し切り | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2025年6月30日閲覧。
- ^ “ヤンブリューゲルがコロネーションC制す、カランダガンはまた2着 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2025年6月30日閲覧。
- ^ “カランダガンが悲願のG1初制覇、サンクルー大賞を快勝 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2025年6月30日閲覧。
- ^ “カランダガンはキングジョージ参戦が有力、ヤンブリューゲルと再戦も | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2025年7月5日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2025年7月27日). “【キングジョージ】カランダガンがGⅠ連勝! 英インターナショナルSでダノンデサイルと再戦へ ジャパンC参戦も視野”. サンスポZBAT!. 2025年7月26日閲覧。
- ^ a b 「キングジョージ覇者カランダガンがジャパンC参戦へ! ダノンデサイル出走の英インターナショナルSは回避」『サンケイスポーツ』2025年7月30日。2025年7月30日閲覧。
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、Racing Post
- カランダガンのページへのリンク